カルロヴィ・ヴァリでは飲泉しながら街を散策
中欧のゴルフ王国であるチェコは、実はスパ王国でもある。中でも温泉湧出量が国内随一を誇るのが、カルロヴィ・ヴァリ。14世紀に神聖ローマ皇帝・カレル4世が、狩猟途中に偶然温泉を発見したことから「カルロヴィ(カレルの)ヴァリ(温泉)」と名付けられた。
この街では温泉を「飲む」のが一般的。チェコでは温泉は医療行為、湯治目的で訪れる人の場合、まず医師の診察を受け、医師の処方箋に従って温泉を利用する。
ただし、観光客や一般の人々は別。街のいたるところに「コルナーダ」と言われる飲泉所があり、温度や効能が異なる温泉を誰でも無料で飲むことができる。

森に覆われた美しい谷あいの街・カルロヴィ・ヴァリは国内有数のラグジュアリーなスパリゾート。

「温かい川」という意味を持つテプラ―川に沿って発展したカルロヴィ・ヴァリ。歴史的建造物を見ながらゆっくり散策するのがおすすめ。

間欠泉コロナーダでは地下約2キロのところから1日300万リットルの温泉水が噴き上げる。

湯治客や一般に人々が温泉水を飲めるように設置されたコロナーダは15か所あり、異なる温度と泉質の温泉が味わえる。

異なったデザインのコルナーダ。鉄分多め、塩分強め……など、味わいも少しずつ異なる。

売店では様々な種類の「飲泉用カップ」が売られいる。旅の記念にいかが!?

持ち手が飲み口になっている飲泉カップを片手に街をぶらぶら、がカルロヴィ・ヴァリ流。

かつてはゲーテやベートーヴェン、ショパンなどの著名人もカルロヴィ・ヴァリで療養したという。写真は川沿いに建つゲーテが過ごした家「ゲーテ―ハウス」。

ウエハースにクリームを挟んだカルロヴィ・ヴァリの名物「スパ・ワッフル」。焼きたてをどうぞ!

カルロヴィ・ヴァリのもう一つの名物「ベヘロフカ」のオブジェ。この薬草酒はチェコの定番みやげ。
チェコの名門「ゴルフリゾート カルロヴィ・ヴァリ」
カルロヴィ・ヴァリの中心部から車でわずか10分の場所にあるのが、名門「ゴルフリゾート カルロヴィ・ヴァリ」。1933年に開場。針葉樹林に囲まれ、草花が美しく、画になるホールが多い。適度なアップダウンとバンカーや池が効果的に配置され、ビギナーからアスリート志向のゴルファーまで楽しめるコースだ。
カルロヴィ・ヴァリで最も有名な五つ星ホテル「グランドホテル プップ」やチェコが誇るボヘミアガラス「モーゼル」と提携関係にあり、コースもクラブハウスもラグジュアリー。アフターゴルフは、クラブハウスでゆったりと贅沢な時間を過ごしたい。
www.golfresort.cz
チェコで唯一、ゲーリー・プレーヤーが設計した「ゴルフ&スパリゾート チヘルニ」
2002年に開場、チェコの中でも比較的新しいコースの一つが「ゴルフ&スパリゾート チヘルニ」だ。街の中心部から車で約20分ほどの距離にあり、チェコで唯一ゲーリー・プレーヤーが設計したコースとしても有名。
カルロヴィ・ヴァリの静かな森の中に溶け込むように造られたコースは、フェアウェイが広く、ゴルファーに優しく感じられるが、バンカーや池、緩やかな傾斜など、見た目以上に悩みどころが多く、何度もチャレンジしたくなるコースでもある。
また、隣接するスパやホテルも人気で、近年は欧州各国から長期滞在で訪れるゴルファーも多い。
www.golfresortcihelny.cz
チェコが世界に誇る「モーゼル」のボヘミアンガラス
「キング・オブ・グラス」を言われ、世界中の王室や皇室で愛されている「モーゼル」は、ここカルロヴィ・ヴァリで1857年に創業したボヘミアンガラスのブランド。鉛を使用せず、すべての工程を手作業で行うモーゼルのガラスは、二つとして同じものがなく、最高の透明度、そして発色とカッティングの美しさは世界でも類を見ない。
一人前の職人になるまでに10年の年月がかかるといわれ、カルロヴィ・ヴァリにある工房ではその手作業を間近で見ることができる。
欧州を代表する名門ホテル「グランドホテル・プップ」
カルロヴィ・ヴァリを訪れたらぜひ宿泊したいのが、「グランドホテル・プップ」だ。1701年に開業、古くは欧州の上流階級の社交場として利用され、ホテル内のフェスティバルホールでは舞踏会が開かれたそうだ。
現在は毎年7月上旬に開催される「カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭」の会場にもなり、世界中のVIPが宿泊する、欧州の名門中の名門だ。