首都「プラハ」から少しだけ足を延ばすと、日帰りも可能な距離にチェコ第4の都市「プルゼニュ」がある。2015年に欧州文化都市に選ばれたこの街は、大学が多く、落ち着いた雰囲気を持つ。主要な観光名所は歩いて回れるほどコンパクトにまとまっているので、中欧の街並みをのんびり散策するのにピッタリの街だ。
ところで、プルゼニュと言えば「ビール好き」だったらピンと来るはず! そう、この街はピルスナービール発祥地で、市内には家族経営の小さな醸造所から大手ビールメーカーの工場まで多くの醸造所が点在する「ビールの街」でもある。

人形劇からビール造りまで、チェコが世界の誇る文化に触れる街歩き

プルゼニュに訪れたら、まず向かいたいのは共和国広場だ。美しく調和の取れた建造物が囲み、カフェやレストランでのんびり過ごすのもお勧め。広場の中心には、チェコで最も高い塔を持つ「聖バルトロムニェイ大聖堂」が堂々とそびえ、301段の階段を上り塔の上まで行くと、プルゼニュの絶景を見ることができる。

広場の一角には、チェコが世界に誇る「人形劇」の博物館がある。チェコは人形劇が盛んな国。かつては、人形劇団が馬車で旅をしながら子どもたちに人形劇を見せたり、一家に一台人形劇の台があったほどで、長い伝統を誇るチェコの人形劇は、2016年にユネスコの無形文化遺産にも登録された。

共和国広場の周辺には、他にも「地下道博物館」「シナゴーク」など見所がたくさんあるが、ビール醸造所見学はもちろん、ビールを飲みながらビールの原料を含んだ温水に浸かる「ビールスパ」の体験などもお勧めだ。 

画像: 歴史的建造物が並ぶ共和国広場

歴史的建造物が並ぶ共和国広場

画像: 広場の一角に建つルネッサンス様式の市庁舎(写真中央)。16世紀に建てられた

広場の一角に建つルネッサンス様式の市庁舎(写真中央)。16世紀に建てられた

画像: 広場中央に建つ、ゴシック様式の聖バルトロムネイ大聖堂。14世紀に完成

広場中央に建つ、ゴシック様式の聖バルトロムネイ大聖堂。14世紀に完成

画像: 世界3番目に大きいシナゴーク。ネオルネッサンス様式

世界3番目に大きいシナゴーク。ネオルネッサンス様式

画像: 人形劇博物館では、人形劇の歴史と精巧に造られた古い人形が展示されている

人形劇博物館では、人形劇の歴史と精巧に造られた古い人形が展示されている

ピルスナービール発祥地にある「ビールスパ」

画像: チェコ名物の一つ「ビールスパ」。ビールを片手に、ホップとビール酵母が含まれた温水に20分ほど浸かることで、免疫力を高め、身体をほぐし、美肌効果も期待できる

チェコ名物の一つ「ビールスパ」。ビールを片手に、ホップとビール酵母が含まれた温水に20分ほど浸かることで、免疫力を高め、身体をほぐし、美肌効果も期待できる

1842年創業「ピルスナーウルケル」の醸造所で搾りたてビールを堪能!

現在、世界で飲まれているビールの約7割はピルスナービールと言われているが、その発祥はここプルゼニュ。麦やホップの栽培に適しているこの街では、13世紀終わりからビール造りが始まった。

1842年に創業した「ピルスナーウルケル」は、チェコで最も有名なビールブランド。旨味ときめ細かい泡、そして黄金色のビールを、創業当時の製法を忠実に守りながら造り続けている。

プルゼニュにある工場「ピルゼン・プラズドロイ・ビール醸造所」では、見学ツアーを開催。世界中から多くの観光客がひっきりなしに訪れる、プルゼニュ観光のハイライトとも言える場所だ。

画像: ビールを貯蔵したオーク樽が並ぶ地下の醸造室

ビールを貯蔵したオーク樽が並ぶ地下の醸造室

ピルスナーウルケル醸造所のオフィシャルサイトはこちら↓

欧州女子ツアーの舞台、ラグジュアリーリゾート「グリーンズゲート ゴルフコース」はラグジュアリーなゴルフリゾート

元々農場と森だった土地に造られた「グリーンズゲート ゴルフコース」は、プルゼニュ市内から車で約20分、プラハからでも約1時間ほどの距離にある、チェコ屈指のチャンピオンコース。

自然の池にある島をアイランドグリーンに仕立てたホール、白樺に囲まれた雄大なフェアウェイなど、印象に残るホールが多く、一度プレーしたゴルファーの多くが「どのホールでどんなプレーをしたのかがすぐに思い出せる」と言うそうだ。

2013~2016年には欧州女子ツアーの舞台にもなり、コースの面白さ、美しさはお墨付き。飛距離、正確性、戦略性ともに必要となり、何度プレーしても飽きない。コース設計はドイツ人のクリストフ・スタドラー。

その素晴らしさは、コースだけではなく、古い納屋をリノベーションしたクラブハウス、洗練された雰囲気のレストラン、スタイリッシュなホテルでは、ゴルフ以外も特別な時間が過ごせるはず。

画像: フェアウェイが広く、気持ちよくティショットが打てる最終18番ホール

フェアウェイが広く、気持ちよくティショットが打てる最終18番ホール

画像: 名物11番ホール、パー3のグリーンは、天然に池に浮かんだ島。風が強く、ゴルファーを一番悩ませるホールでもある

名物11番ホール、パー3のグリーンは、天然に池に浮かんだ島。風が強く、ゴルファーを一番悩ませるホールでもある

グリーンズゲートGCのホームページ↓

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