シーサイドリゾートとして人気の街・ダナンには、有名ゴルフコース設計家がデザインしたゴルフコースが点在します。そのほとんどがシーサイドエリアに集中。今回紹介する「バーナーヒルズGC」は、山間部の入口の丘陵地にあり、ある意味、特別な存在のコースとも言えます。
コース設計は、自身初という英国のルーク・ドナルドとIMGデザイン社。

クラブハウス レストラン

クラブハウス テラスからの眺め(18番ホール)

ルーク・ドナルド初の設計コース

クラブハウス タイトリスト&フットジョイのプロショップが入る

クラブハウス ロビー

クラブハウスのレストランで食べられるエビやイカが漁業地ダナンらしい魚介出汁のスープ

クラブハウスのレストランにて。野菜 ナッツ 豚肉 香辛料たっぷりの炒め物
バーナーヒルズの真骨頂はバックナイン。怒涛の高低差に水が絡む
本来はアウト1番から説明すべきですが、「バーナーヒルズ」の魅力は10番からのバックナインに強く出ています。山麓地形の高低差を活かしたダイナミックなホールが続き、10番パー4は壁のように見えるフェアウェイに向かってティーショットする打ち上げ。グリーンはこの丘の頂上にあります。
森の中にグリーンとバンカーとエプロンだけが浮かんでいる、といった景色の12番パー3も印象的です。

10番(339Y・P4)ご覧のような打ち上げ。左のバンカーを避けて右寄りへ

10番グリーン。グリーンはペンクロスのベント芝。スピードは8.5~9フィート

12番(225Y・P3)2段グリーンで大きなアンジュレーションがある

14番(608Y・P5)S字状に2度ドッグレッグしながら打ち下ろしていくホール。左右にはバンカー群

14番の3打目地点。ティショットの池が川となってグリーン周りのハザードとなる
16番パー3も強烈です。自然の池に囲まれたアイランドグリーンはティーイングエリアのはるか下。バックティーからは30メートル以上は打ち下ろします。17番パー4も難関、ティーとフェアウェイ、そしてグリーンが谷と池で3段状にセパレートされて、点から点へショットをつないでいかなければなりません。

16番(217Y・P3)池の中に浮かぶグリーンの幅は約20メートル

17番(466Y・P4)フェアウェイまで約20メートルの打ち下ろし。そこから池越えの打ち下ろしでグリーンを狙う

17番(466Y・P4)フェアウェイまで約20メートルの打ち下ろし。そこから池越えの打ち下ろしでグリーンを狙う。(グリーン奥から)
バックナインの終盤にこういったホールを続けるのは、世界ランク1位にもなったルーク・ドナルドの強烈なこだわりだったと言います。トーナメントを開催しても必ず盛り上がる仕掛けです。

18番(473Y・P4)
フロントナインは丘陵林間タイプ
フロントナインの9ホールは、アップダウンよりの難しさよりも要所に待つ複数のバンカーが特徴的です。ホールの片側、もしくは両サイドにバンカーが2つ、3つと連続するため距離よりもラインどり、方向性がスコアメイクのカギになりそうです。
バンカーを連ねることで、様々な飛距離のゴルファーに同様の戦略性を持たせるコンセプトは、近年の世界基準コースそのものの造り。日本には、あまりないデザインです。

1番(453Y・P4)セカンド地点より

2番(225Y・P3)バーナーヒルの原生林の間に起伏のあるホールが続く

3番(455Y・P4)ゆるやかな右ドッグレッグ、右のバンカーの左が狙い目

3番、セカンド以降も左右にバンカーが連なる

5番(708Y・P5)フルバックティーからはティーショットの池越えにキャリー240ヤードは必要。フロントティーならキャリー190ヤード程度で越える

5番のグリーン周り。セカンド以降も打ち下ろし、グリーンは縦長の砲台状

7番(443Y・P4)セカンド地点からグリーンまで左サイドは池が続く
ドライビンレンジは300ヤード、早めに行ったら練習を!
練習施設も充実。ドライビングレンジは300ヤードの広さを誇り、アプローチ練習場も余裕のスペース。少し早めに着いて、しっかり練習して臨むのがオススメ!

ドライビングレンジ 300ヤード

ドライビングレンジ 30打席

アプローチ練習場

クラブハウスと練習グリーン
バーナーヒルズ ゴルフクラブ
18ホール/7857Y/P36
開場/2015年1月
設計/L・ドナルド、IMGデザイン
グリーン/ベント(ペンクロス/8.5~9フィート)
フェアウェイ&ラフ/コーライ

バーナーヒルズ ゴルフクラブには18ホールナイター設備付き
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