12月の平均気温が20度に近く、冬でも快適なゴルフが楽しめるゴルファーズパラダイス「沖縄」。冬でも日によっては短パンでラウンドできるほど暖かいですが、今回は沖縄ゴルフの魅力のひとつ「グリーン」をピックアップ。読めば沖縄のコースで試してみたくなること間違いなし?

沖縄の有名コースのグリーンは、ほとんどが芝目のある「バミューダ芝」

画像: PGMゴルフリゾート沖縄(グリーンはバミューダ芝のティフトン)

PGMゴルフリゾート沖縄(グリーンはバミューダ芝のティフトン)

沖縄の芝を知る前に、まずは我々が日頃プレーしているベント芝について復習しましょう。すでにご存知の方も多いと思いますが、ベント芝の特徴を知っておくことは今後のプレーにも役立つはずです。

【ベント芝の特徴】
・西洋の芝
・寒さに強い
・ずっと緑色
・葉が柔らかく芝目が弱い
・芝密度が高くボールが転がりやすい
・暑さには弱い

ベント芝は、一年中緑色で、転がりがよく、芝目もほとんどない。まさにゴルフボールを転がすために生まれてきたような芝ですね。グリーンでは傾斜を読むことに専念すればおおむねOK。グリーンを硬く速くできるので、暑い地域以外の世界中のゴルフ場が採用しています。

いいことづくめなベント芝ですが弱点もあります。元々は西洋の芝なので寒さには強いのですが、暑さにめっぽう弱いのです。近年は品種改良が進み、西日本以南の暖かい地域でも使われるようになりましたが、沖縄の気候にはまだ適しているとは言えません。

また、ベント芝と並んで有名なのがコーライ芝です。コーライ芝は日本芝の一種で、元々日本に自生していた品種なので日本の風土に適した芝ではあります。

【コーライ芝の特徴】
・日本の芝
・夏は緑色だが冬は枯れて茶色
・葉が硬く、芝目が強い
・緑色の時はボールが転がりにくく、枯れて茶色になると速くなる

ただし、暑さや乾燥、病気に強い反面、葉が広く硬いので芝目がとても強いという特徴があります。また、水はけがよくなく、冬に変色してしまうことからゴルファーに敬遠され、近年はベント芝に押されつつあります。

近年、ベントとコーライの2グリーンをベントの2グリーンや1グリーンへ改修したコースも多く見られます。

画像: 葉が広く硬いコーライ芝のグリーン

葉が広く硬いコーライ芝のグリーン

南国のゴルフ場が採用しているのが「バミューダ芝」

というわけで、沖縄の多くのゴルフ場では、グリーンにベントやコーライではなく、バミューダという芝を使用しています。

バミューダは日本芝と同じ暖地型のため、「コーライ芝」に似た特性を持ちますが、踏み付けや擦り切れに強くサッカー場などにもよく利用されています。

耐暑性・耐燥性に強く、沖縄、ハワイ、フロリダ、タイ、ベトナムなど南国のゴルフコースによく使用されている芝です。

茎(くき)が地中ではなく、地表を這うように伸びるため、非常にふかふかした厚みを感じ、ピッチマークやボールマークがつきにくいという性質があります。南国の日差しの下、ゴルファーに踏みつけられてもビクともしない、とてもタフな芝なのです。

ただし、茎は硬く、葉も水平か少し斜め上向きに太く伸びるため、グリーンでは強い芝目を生じます。

下り傾斜+順目は非常に速く、上り傾斜+逆目では非常に遅くなるなど、傾斜と芝目の兼ね合いで、ボールの転がり差がかなり大きくなります。つまり、傾斜を読むだけではなく、芝目を読むことがとても大切になってくるのです。

画像: シギラベイカントリークラブ(グリーンはバミューダ系のティフトン)

シギラベイカントリークラブ(グリーンはバミューダ系のティフトン)

沖縄のコースの芝目ってどう読むの?

画像: PGMゴルフリゾート沖縄(ティフトン)。白い部分が順目になる。

PGMゴルフリゾート沖縄(ティフトン)。白い部分が順目になる。

芝目とはつまり芝生の生えている向きのこと。順目とは葉先がカップの方を向いていること。球が転がりやすくなります。逆目はカップの逆方向を向いていること。球の転がりが悪いので強めに打たなければなりません。

真上からグリーン面を見つめても芝がどちらに向いているか分かりにくいものですが、芝目を読むのにはコツがあります。

芝目を見分けるコツ①
グリーン面の色を見る

ゴルフ場のグリーンを見た時、色の違う場所があります。白く見える場所は順目。太陽の光が葉に反射しているので白く見えるのですね。濃い緑に見えるところは逆目になります。光を吸収しているので濃く見えるのです。

芝目を見分けるコツ②
カップの縁を確認する

まずカップを真上から見てみましょう。カップの縁にかかっている葉先が、どの方向から来ているかを観察します。カップの縁は葉先の向きが確認しやすいはずです。

芝目を見分けるコツ③
グリーンエッジの芝を見る

グリーンよりグリーンエッジの芝のほうが長いので、どちらに向かって流れているかを確認しやすいです。全体を見渡した時、どのあたりのグリーンエッジの芝が濃いか見ておきましょう。

芝目を見分けるコツ④
次のホールはどっち?

グリーンの動線は花道から次のホールへ向かって進みます。たくさんのゴルファーがこの流れで歩き続けることで、芝生が踏まれ次ホールに向かって順目になっていることが多いです。

芝目を見分けるコツ⑤
まわりの地形を確認する

富士山周辺のゴルフ場は「富士山からは順目!」と言われるように、海沿いや山麓のゴルフ場などは、いつも同じ方向から風が吹き、地表の水が流れるので、コースでは風の向きと池や海など水のあるほうに葉先が向かうことが多いです。

芝目を見分けるコツ⑥
太陽の落ちる西の方角はどっち?

また、芝生は昼間太陽に向かって伸びるため、太陽の落ちる西側に向かって葉が伸びると言われます。日射しの強い南国ではその傾向は顕著です。沖縄では、西はどちらなのかを意識しながらラウンドするのもポイントですね。

傾斜だけでなく芝目を考えながらパッティングする醍醐味が沖縄ゴルフ。ベントグリーンでプレーしているだけでは得られない楽しさがきっと見つかるはずです。

画像: 2019年の女子ツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」(琉球ゴルフ倶楽部)で優勝したのは地元・沖縄出身の比嘉真美子

2019年の女子ツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」(琉球ゴルフ倶楽部)で優勝したのは地元・沖縄出身の比嘉真美子

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