古都の玄関口は、いま「世界で最も美しい駅」
歴史都市として、近年ますます活気が増す金沢。「世界で最も美しい駅」の一つにも選ばれた金沢駅に到着すると、威風堂々とそびえる「鼓門(つづみもん)」が迎えます。
JR金沢駅兼六園口にある木製建築、鼓門(つづみもん)。金沢の伝統芸能、能楽で使われる鼓をイメージして、建築家・白江龍三氏が設計。高さ13.7㍍の2本の太い柱と格子の屋根が圧巻
城下町金沢の原型は、17世紀後半に作られました。幸い、戦災や大きな自然災害を免れたため、今もなお城下町特有の街並みや用水などの遺構を見ることができます。
なかでも茶屋街は、金沢文化を代表する歴史遺産。「和」の美しさを感じる出格子窓と石畳の道は情緒があり、ぶらりと散策するには最適です。
江戸時代、江戸、大阪、京都に次ぐ大都市だった金沢は、歴代藩主により織物や陶磁器、茶道などの伝統文化が奨励され、優雅な独自文化を生み出しました。それらは文化として継承されながら同時に新しい文化と融合して進化しています。
金沢の町は、何度訪れても新しい発見があり、街歩きがとにかく楽しい。中心地にある日本三名園の兼六園で歴史に触れ、隣接する金沢21世紀美術館で現代アートを堪能するのもおすすめです。
金沢で街歩きを楽しんだあとは、加賀温泉郷の一つ、山中温泉へ。美しい渓谷と開湯1300年を迎える名湯は、俳聖・松尾芭蕉がこよなく愛したことでも有名です。緑豊かな山中で、自然美をゆったり堪能しながら、贅沢な時間を過ごしたいもの。
金沢にしかない個性派の名コース
関東からも関西からもアクセスのよい金沢は、実はゴルフ旅にもおすすめのディスティネーション。金沢市と近隣の小松市、加賀氏を含む加賀平野は、絶景リンクスやプロも唸るトーナメントコースなど、名コースがずらりと揃っています。
1957年に開場した「片山津ゴルフ倶楽部 片山津ゴルフ場 白山コース」は、北陸で最も歴史のある名門。日本ゴルフコース設計界の三傑の一人と言われる佐藤儀一氏が設計し、数々のナショナルオープンの舞台にもなりました。
毎年シニアツアー「コマツオープン」が開催される「小松カントリークラブ」は、美しさと挑戦意欲の湧く、北陸を代表するトーナメントコース。
「ゴルフ倶楽部金沢リンクス」は日本海に面し、海風とうねりのある地形が特徴で、スコットランドのリンクスを彷彿させます。個性豊かな北陸名コース巡りに、金沢へ出かけてみるのもいいですね。
片山津ゴルフ倶楽部 片山津ゴルフ場
開場は1957年。重機のない時代に造られたチャンピオンコースです。白山コースを皮切りに、加賀コース、日本海コースが開場し、日本海側最大の54コースを誇りまう。白山コースはタフで美しいコースとして高く評価され、ゴルフダイジェスト・チョイス誌が選ぶ「日本のベスト100コース」では、セカンド20コースに入っています。
片山津ゴルフ倶楽部 片山津ゴルフ場
石川県加賀市新保町ト1の1 ☎0761-74-0810
日本海・白山・加賀(54H/20744Y/P216)
小松カントリークラブ
金沢の中心部から車で約40分の位置にあるチャンピオンコース。広大な敷地の18ホールは、自然と調和した美しいホールが続きます。17番パー3のティーイングエリアからは正面に霊峰・白山を臨むことができる絶景ホール。
小松カントリークラブ
石川県小松市木場町セー1番地 ☎0761-43-3030
18H/6972Y/P72
ゴルフ倶楽部金沢リンクス
金沢駅から車でわずか15分。海抜ゼロメートルに広がるシーサイドコースは、日本とは思えないほど幻想的です。一見フラットですが、フェアウェイのうねり、日本海からの海風との戦いに、リンクスゴルフの醍醐味を感じることができるはず。
ゴルフ倶楽部 金沢リンクス
石川県金沢市栗崎浜町1-2 ☎076-237-2222
18H/6803Y/P72
PHOTO/Takanori Miki、Hiroaki Yokoyama、Kanazawa City
ゴルフダイジェスト・トラベラーVol.36より
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