今年の日本プロでメジャー最年長優勝を果たした谷口徹。7月には日本シニアオープンでシニアデビュー、2位に入った。ツアー屈指のテクニックを持つ彼が、選び抜いた14本。
自分で球をつかまえ、球を操る
日本プロで劇的優勝を飾った谷口徹。50歳になり、当然飛距離も落ちてきているのにツアーで戦えるのは、技術はもちろんだが、クラブの力も大きいという。
「日本プロ最終日のバックナイン、ドライバーをかなり振りました。振っていけるのは、クラブを信頼しているから。ドライバーで気に入っているのは打感です。反発系の弾く打感ではなく、一回フェースに引っついてから飛ぶ感じがあり、コントロールしやすい。あと、僕は球をつかまえたいので、もともとフックフェースのものは使えません。構えたときにスクェアに見える今のドライバーが好きなんです」(谷口)
最終日でもしっかり振っていける、信頼のRMXドライバー
日本プロのバックナインで大活躍! RMX116TOURBLADEアイアン
以前から「アイアンが真っすぐに飛べばまだ勝てる」と話していた生命線のアイアン。クラブへのこだわりはどこにあるのか?
「日本プロの最終日は、アイアンの調子がよくなかったんです。でもそれはクラブのせいではありません。僕の技術の問題。アイアンは、小さいヘッドはダメ。その点、これはちょうどいいサイズ感です。あとは軟らかい打感と抜けのよさが大事。ガツンと打ち込んでもしっかりヘッドが抜けてくれるし、距離感も合いやすい。年をとったらある程度クラブに頼るようにしていますよ」
グリーン周りは状況に応じて2本を使い分ける
20年近く使い続ける絶対的エースパター
長年愛用したスティールヘッドのFWはバッグから消えた
PHOTO/Masaaki Nishimoto、Tadashi Anezaki
2018年5月時点
週刊GD2018年6月5日号より