試合中でも関係なく、その日の調子に合わせてクラブ選びをするという、シン・ジエ選手。
なかでもパターは、「入らなければ、換えます」と言い切る。
画像: 1988年生まれ韓国出身。09年の米ツアー賞金女王。正確なショットを武器に元世界ランキング1位になった実力の持ち主。今季は賞金女王を目標に掲げ日本ツアーで戦うその日の調子に合わせて、パターを2本使い分ける

1988年生まれ韓国出身。09年の米ツアー賞金女王。正確なショットを武器に元世界ランキング1位になった実力の持ち主。今季は賞金女王を目標に掲げ日本ツアーで戦うその日の調子に合わせて、パターを2本使い分ける

調子に合わせて2本のパターを使い分けている

サロンパスカップで劇的優勝を飾ったシン・ジエ。いいものはすぐ使い、クラブを換えることに抵抗はないというが、それは試合中でも同じ。サロンパスカップでも予選と決勝でパターを換えた。

「予選ラウンドで使用していたのはブレードタイプでした。自分の感性をフルに生かせるのが好きで長年使用しているのですが、サロンパスカップではなかなか入らなかったんです」(シン・ジエ)

「その週は『自分の感性が間違っている』と判断して、決勝ラウンドではオートマチックに動かしやすい2ボールを使いました。感性を殺し、できるだけなにも考えずに打てるパターを使うようにしたのです。結果的にそれがはまりました」

「もちろん、1本のパターを使い続けることも大事です。しかし、それではどうにもならなくなってしまったときに対応できません。だから私は違うタイプのパターをサブで持っているのです。困ったときの逃げ道のようなものです。これがあることで、すぐに切り替えることができるのもいいですよ」

試合会場に持っていくパターはこの2本だけではない。多くのパターの中から、その日のグリーンや自分の感覚、調子を見極めながらパターを選び試合に挑む。この対応力こそ、彼女の強さだ。

飛距離を求めてあらゆるモデルを試している

「あと10ヤードほしい」というシン・ジエ。現在はテーラーメイドのM2だが、いろんなヘッドとシャフトを組み合わせて飛距離アップを狙う

画像: ヘッドとシャフトを変え、いちばん飛ぶ組み合わせを探している

ヘッドとシャフトを変え、いちばん飛ぶ組み合わせを探している

画像: 奇跡のイーグルを生んだFWもM2。飛距離性能に優れ、スウィートエリアが広くミスにも強い

奇跡のイーグルを生んだFWもM2。飛距離性能に優れ、スウィートエリアが広くミスにも強い

画像: UTは距離の長いパー4の2打目やパー3で多く使う。狙うクラブのため、高さが出て、グリーンで止まってくれることを重視

UTは距離の長いパー4の2打目やパー3で多く使う。狙うクラブのため、高さが出て、グリーンで止まってくれることを重視

手に伝わってくる柔らかい打感がお気に入り、ミズノプロ518

画像: 打感でチョイスしたミズノのアイアンに信頼を寄せている。柔らかい打感がお気に入り

打感でチョイスしたミズノのアイアンに信頼を寄せている。柔らかい打感がお気に入り

画像: ウェッジは3本だが、グリーン周りは60度で対応。スピンが利くと評判のキャロウェイMD4を使用

ウェッジは3本だが、グリーン周りは60度で対応。スピンが利くと評判のキャロウェイMD4を使用

“その日”の自分に合った14本を選んでいる

画像: “その日”の自分に合った14本を選んでいる

PHOTO/Hiroyuki Okazawa、Shinji Osawa
2018年5月時点
週刊GDより

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