今季の開幕戦を制し、その後も好調を維持するイ・ミニョン。ツアー初参戦の昨年も、いきなり2勝の活躍。実力者ミニョンの武器はパワーフェード。飛距離が出せて、かつコントロールもできるのは、女子プロでは珍しい。
ロフトは表示よりも立ち気味
「アドレスで構えたときのスクェア感を大切にしています」
「パッと構えたときに違和感があるとどうしてもスウィングにいい影響が出ないような気がしてしまいます。感覚が変わりすぎることを避けたいので、ドライバーはあまり替えませんね」(ミニョン)
180ヤード先を狙い打ち、手放せない1本
昨年から使っているアイアン型ユーティリティはかなり重宝しているという。
「私はフェードが持ち球なので、つかまりすぎるクラブだと左へ打ち出しにくくなるんです。このクラブは左が怖くないので“ラインが出せる”という意味ですごく心強いんです」
男性的なヘッドとRシャフトの組み合わせ
アイアンは小ぶりなのが好きだという。男子プロが多く使用しているP・750。
「抜けと打感がよくて、縦の距離を合わせやすいです」
13.5度の3番ウッドと、18度の5番ウッド
ティショットでも多用している3番ウッドはスクェアに構えやすく、思い切って叩いていける。弾道に高さが出るのがお気に入り。
5番ウッドは上からボールをヒットするため、スピン量を抑えられることが重要。グリーンを狙うクラブとして多く使用している。
100ヤード以内は、この3本で勝負
手に伝わる感触が絶妙なエースパター
フェアウェイウッドは「X」、アイアンは「R」のシャフト
PHOTO/Shinji Osawa、Hiroyuki Okazawa
2018年3月時点
週刊GD2018年3月27日号より