シード選手としての初めてのシーズン、ここまでドライバーは70%を軽く超すフェアウェイキープ率1位(8/15時点)と抜群の安定感を誇る三ヶ島かな。ウッドやユーティリティを活かす彼女のクラブセッティングを覗いた。
UTはアイアンより距離が出て、ウッドよりも抜けがいい
昨年、初シードを獲得し、ツアーフル参戦をしている三ヶ島かな。昨年のスタジオアリス女子オープンから、今のセッティングは変えていないという。彼女のセッティングの肝は3本のUT。
「もともとUTはこんなに入れず、5番アイアンを使っていたのですが、新しいことに挑戦しようと試してみて、よかったのがきっかけです」
「そして、気づいたら3本になってました。まず5Iを6UTにしたことでゴルフが楽になりました」
「UTはアイアンよりも楽に飛距離が出てくれます。あとは7番ウッドではなく、3UTにしているのもこだわっている点です。ラフから7番ウッドを使うと、抜けがあまりよくないので、パワーが必要でした。でも、UTにしたことで、力を入れなくてもヘッドが抜けてくれ、高さがラクに出せるようになりました」
フェース面の端を塗装加工、小顔に見えるドライバー!
ドライバーには工夫がある。フェース面を小さく見せるために、フェースの一部分に色を塗り、小さく見えるように加工した。
「車の塗装などで使う塗料で塗ってもらいました。フェース面が広く見えすぎると、構えたときに開
いて見えて、右へのミスが増えていました」
「塗ってもらったことで、構えたときの見た目が変わり、安心して振れるようになりました。心理的な要因もすごく大事だなと思いました」
弾きがよく高さの出るFWは15度と18度
打感の良さがお気に入り
ロフトピッチにひと工夫あり
パターも小ぶりなヘッドが好み
クラブに仕事をさせるセッティング。ボールは低スピンのTOUR B X
週刊GD2018年7月10日号より
Photo/Shinji Osawa