47歳という年齢にもかかわらず、PGAツアーの若者たちに引けをとらない飛距離を保っているフィルミケルソン。しび理由が、この素振りにあるのかもしれない。重永亜斗夢プロに聞いてみた。
練習場でビュンビュンと強い素振りを繰り返すミケルソン
「重い棒を振った後に、軽い棒を“ビュンビュン”振ります。すると、普段のヘッドスピード以上の速さで振れるので、『まだまだ速く振れる』と体と脳が認識して実際のスウィングで体の動きが速くなり、振り抜きもよくなるんですよ」
「‟重から軽”へ切り替えたと同時に強く素振りをすることで、普段の自分が振っている‟スピードリミッター”が解除されるんです。その練習法だと思います」(重永プロ)
重永亜斗夢プロ本人も「重&軽」素振りが、優勝の原動力になったという
「速く、大きく振り抜くには体と腕の連動が不可欠。逆に言えば、上手く振り切れた時は、体と腕が正しく使えているということ」
「最初に重いものでゆっくり体全体を使って振った後に、軽いものを振ると手先で振るのではなく、しっかり体重移動しながら体を回して振れるようになります」
「 普段のヘッドスピード以上の速さで振れるので『まだまだ速く振れる』ということを、体と脳が認識して実際のスウィングでの体の動きが速くなり、振り抜きもよくなるんです」(重永プロ)
ミケルソンが使っている重量違いの棒は「スーパースピードゴルフ」という素振り用のプラクティスアイテム。
ミケルソンだけでなく、PGAツアーで浸透し始めているという。
ヘッドスピードのリミッター解除アイテム。「重」「中」「軽」の3本でワンセット
いずれも素振り用で重さが3段階。
赤が重く335グラムで、体の動きの確認用。緑の最軽量がスウィングスピード養成用、リミッター解除の素振りアイテムだ。青がその中間で290グラム。
この素振りアイテム、「G-pocket」で購入できます。
月刊GD2018年7月号より