余裕をもってコースに到着
朝、渋滞に巻き込まれてイライラ、そんな状態で良いゴルフができるわけないですよね。ましてや遅刻すれば競技失格という最悪の事態もあり得ます。少なくともスタート1時間前にはコースに到着するようにして、ウォーミングアップやパッティング練習をしておきたいもの。
プライベートのゴルフとは違って、スタート時間ギリギリの到着だとゴルフ場ではキャディ付やカートにゴルフバッグを載せる作業が間に合わないという理由から、スタート20分前までに受付を済ませないと失格といったルールの競技もあります。
公式掲示板は必ずチェック
受付を済ませたら「公式掲示板」を必ずチェックしましょう。なぜならそこには重要な情報が掲載されているからです。
要注意なのは、当日発表されるローカルルール。天候やコースコンディションなどその日の状況によって変更がある場合には必ず掲示されるので目を通しておきましょう。
ゴルフダイジェストが主催、運営する大会のほとんどはスタートホールで大会専用スコアカードを渡して、注意事項等を説明します。同伴競技者のマーカー制は多少の慣れが必要ですが、この写真(専用スコアカード)の例で説明しましょう。
木村太郎さんのスコアカードをマーカーである菅原さんにわたして菅原さんが木村さんのスコアをつけていくことになります。スコアカードの上部が折れるようになっていて自分のスコアを記入できるようになっており、スコア提出の際にそれを見て確認します。
プレー中にどのような処置をすれば良いのかわからなかったら
一般のオープン競技では、処置について疑問が出た場合に競技委員をその場に呼んでジャッジしてもらうということはほぼ不可能です。そのため、最低限のゴルフ規則は知っておく必要がありますが、処置の方法があいまいだといった場合、「第2の球」と言われる規則3-3を使うことになります。
つまり、その処置に自信がないので2パターンでやっておいてあとでジャッジしてもらうという方法です。その際に注意しなければならないのが「2つの球をプレーしたいという意図」「その処置が規則で認められるのであれば、どちらの球をカウントしたいのか」をマーカーまたは同伴競技者に知らせる必要があるということです。
そして、「スコアカード提出前に委員会に報告しなければならない」といった決まりにもなっています。あやふやな知識で処理をすると競技失格、などということもあるのでご注意を。
スコアの確認は慎重に
ラウンドが終わったらスコア提出です。木村さんのスコアは菅原さんが記入しているので、菅原さんはマーカー確認署名欄にサイン、間違いがなければ木村さんは競技者確認署名欄にサインをして提出します。各ホールバイホールの数字が間違っていなければもしトータルの足し算が間違っていても問題はありません。
スコア提出は、エリアが決められていて「そこを出たらもう修正ができません」、「スコア提出ボックスに入れたら修正ができません」などと大会によって決まりがあるので注意しましょう。
いろいろな主催団体によって多少の違いはありますが、エチケットとマナーを守り、ルールの基本的な知識をもつことが大切です。さあ、あなたもゴルフダイジェストの競技にチャレンジして下さい。