井戸木鴻樹プロ「練習も素振りも短時間。疲れることはしない」
アマチュアと回って感じるのは、素振りの多さと打つまでの時間の長さ。素振りを何度もして、アドレスであれこれ悩んで…。まだ体力の残っている前半はまだしも、後半まで持ちませんよ。
自分のモットーは「疲れることはしない」。試合当日も練習はしません。それとハーフでウェアを着替えるのもリフレッシュにはいい方法じゃないかな。
海老原清治プロ「打つとき以外は常に日陰。日差しがスタミナを奪う」
スタミナを奪うのは日差し。帽子、日傘を使うのは当然として、自分のプレー以外のときは日陰を探して逃げること。カートを上手に利用して、風で体を冷やすのもいいでしょう。
スタート前の練習はパターでボールを転がすくらい。体力を温存することもスタート前の大切な準備です。
崎山武志プロ「打つ前にだけ考えて、脳のスタミナを温存」
夏のゴルフは体力勝負。まず考えるべきは、いかにスタミナを温存するか。脳にもスタミナがあって、ミスショットして考えだすと精神的にまいってしまいます。
プロはミスしてもあまり考えない。気持ちを切り替え。ボールのある地点でどう打つかだけ考える。
これはとても重要なスタミナ温存法です。
牧野裕プロ「夏ラフの対処で、スコアも体力もムダをなくせる」
夏のラフは長くて深くて密集していて、想像以上に体力が奪われていきます。まして残り距離に合わせて大きなクラブを持てば、体力も使うし、ミスもしやすくなります。
そこはUTやショートアイアンを持つ勇気も必要でしょう。結局、いちばん疲れるのは。ミスを重ねたムダなストロークなんですから。
省エネゴルフといえば、シニアプロ。日差し対策と水分補給はもちろんとして、なるべく疲れることはしない。というのが共通意見でした。
素振りを減らしたり、ミスについて考えつづけるのをやめたり、目の前の1打への集中力を維持するために、この夏、あなたも省エネゴルフに切り替えてみませんか?
週刊GD2018年7月24日号より