“マクラーレン”と言えば、F1を手がけるスポーツカーメーカーだが、本国イギリスでのクラシックカーイベント(7/12)で、ロードカーの特別限定モデル「マクラーレン600LT」を発表した。それが早くも日本でも披露された。

マクラーレンがロードカーを作るとこうなる!

マクラーレンはモータースポーツの最高峰、F1でホンダと長くコンビを組んでいたこともあって、日本人にはお馴染みのスポーツカーブランド。

現在はF1だけでなく、公道を走ることができるロードカーにも力を入れている。今回、披露されたのはそのロードカーの最新モデルだ。

マクラーレンのロードカーは、上から“アルティメイト”、“スーパー”、“スポーツ”という3つのシリーズに分けられている。

“アルティメイト”は1億円を超える値段で、最近では「マクラーレン・セナ」が世界限定500台で販売された。

画像: マクラーレン600LTは、ベースの570Sクーペの約4分の1の部品を刷新

マクラーレン600LTは、ベースの570Sクーペの約4分の1の部品を刷新

‟スーパー”シリーズはカタログモデルの最上級。そして‟スポーツ”シリーズは量販タイプで、この「マクラーレン600LT」はここに位置づけられる。

しかし、尖ったスペックはハンパではない。

エンジンは3.8L V8ツインターボで、最高出力は600馬力、最大トルクは620Nm。 これに7速SSGというトランスミッションが組み合わされ、0→100km/hの加速は2.9秒! 

画像: 超軽量のカーボンファイバー製レーシングシートをオプションで用意。小さなトランクルームがフロント部にある。キャディバッグを載せるなら、小さめサイズにして助手席か……。載せた状態でドアミラーが見えるかチェック

超軽量のカーボンファイバー製レーシングシートをオプションで用意。小さなトランクルームがフロント部にある。キャディバッグを載せるなら、小さめサイズにして助手席か……。載せた状態でドアミラーが見えるかチェック

ベース車である「570S」から100キロも軽量化された「600LT」の重量はわずか1247キロ、パワーウエイトレシオはわずか2.08kg/psで、圧倒的な加速性能を持つのも納得だろう。

サスペンションは‟スーパー”シリーズで導入された鍛造アルミニウム製ダブルウィッシュボーン式で、最低地上高はベース車より8ミリ下がっている。コーナリング性能もすごいはず。

ところで「LT」とはロングテールの頭文字で、始まりは1990年代の「マクラーレンF1 GTR ロングテール レースカー」にある。

その後、「675LTクーペ」や「675LTスパイダー」が登場、この「600LT」がLT名の4番目のモデルになる。そしてLTの伝統に則り、「600LT」は限定販売。

台数は明らかにされていないが、生産は2018年10月に開始されて最長でも1年で終了するという。

画像: マクラーレンがロードカーを作るとこうなる!

すでに販売は開始されている。

発表会でマクラーレン・オートモーティブ・アジア 日本支社の正本嘉宏代表は、2017年のマクラーレンの日本における販売は前年比178%の右肩上がり、スポーツシリーズの販売は世界3位だと語った。この600LTも手応えは十分とのこと。

[マクラーレン600LT]
全長×前幅×全高=4604×2045×1194mm
ホイールベース=2670mm  車両重量=1247kg ●エンジン=V8DOHCツインターボ 3799cc
最高出力:600ps/7500rpm  最大トルク:620Nm/5500-6500rpm
トランスミッション:7速DCT 駆動方式:MR
車両価格:2999万9000円(税込)

TEXT/Masayuki Arakawa PHOTO/Mitsuru Tamai

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