「しっかり打ってグリーンオンさせたい」と意気込んだものの、キャリーが足りずにショート……。「番手どおりの高い球が打ちたいなら、『ロフトどおり』に打つことが大切です。ちょっとしたコツさえつかめば、しっかり浮いた番手どおりのキャリーが打てますよ!」と高橋玄コーチ。そのコツ、教えてください。
高く打とうとすると、こんな構えになりやすい。アドレスチェック
高い球を打つ!①手首の角度
「ロフト角どおりに打つために大事なのは、ボールを高く上げようとしてすくい打ちにならないこと。アドレスで目線を上げすぎず、手首の角度をトップからほどかない意識で打ちましょう」
ポイント①トップでできた手首の角度のまま下ろす
「トップの位置から手首の角度を保ったままインパクトを迎えましょう。そのためにはダウンスウィングで右ひじを体から離さないこと。そうすれば手首の角度がキープしやすくなります」
ポイント②腰と腕を同調させる
ポイント③切り返しでクラブを真下に下ろす
手首の角度が崩れない!やってみよう!SWを持って右手一本20ヤード
高い球を打つ!②前傾角度
手首が早くほどけてしまう、もうひとつの原因が前傾角度が変わってしまうこと。「上体が起き上がると手首が早くほどけ、ロフトどおりに当たりません」
ポイント①母指球に体重を乗せて前傾キープ
ポイント②フォローで腕をたたむ
右の写真のような大きなフォローは見た目はいい。「一見、迫力がありますが、実際は、上体の起き上がりを招きやすくなりのです。左ひじをたたんで左耳のわきにフィニッシュをとりましょう」
このレッスン、いかがでしたか。『手首の角度』と『前傾角度』を意識して、ぜひプロのような高い球を習得ください!
PHOTO/Yasuo Masuda
THANKS/ハイランドセンター
週刊GD2018年7月31日号より