アプローチはスピンをかけるか、ランを出すかで、打ち方を変えるのはわかっている。でも、どうやるのが最もカンタンなのか? 井上透コーチ、今さら聞けない基本のキをお願いします!
「バックスウィングの上げ方」が変わります
アプローチにはスピンを入れたアプローチや、ランを使って寄せるアプローチがあります。では、この2種類のアプローチの打ち方がどのように変わるのかを今回は考えていきましょう。
それぞれのアプローチをする際に意識することは、バックスウィングです。スピン系アプローチの場合は、トップでクラブフェースを右耳の下あたりに持っていきます。
そこからフォロー側も同じところに持っていくことで軌道がストレート・トゥ・ストレートになりしっかりスピンがかかります。
一方のランを出すアプローチは、(真後ろから自分を見たと想定して)トップで手とクラブが重なるように上げます。
ここから払い打つイメージで打つことで、軌道はインサイド・トゥ・ストレートの軌道になり、ランがしっかり出るアプローチになるんです。
このようにバックスウィングの上げる位置を意識するだけで、簡単に多彩なアプローチショットを手に入れられるんです。
ランを出すアプローチ
後方から見て、トップまで上がったときにフェースと手が重なるように上げていく。インサイド・トゥ・ストレートが理想の軌道
スピン系アプローチ
耳や首の下にフェースがくるようにバックスウィングを上げていく。軌道はストレート・トゥ・ストレートでV字に打つイメージ
月刊GD2018年9月号より