アプローチはスピンをかけるか、ランを出すかで、打ち方を変えるのはわかっている。でも、どうやるのが最もカンタンなのか? 井上透コーチ、今さら聞けない基本のキをお願いします!

「バックスウィングの上げ方」が変わります

アプローチにはスピンを入れたアプローチや、ランを使って寄せるアプローチがあります。では、この2種類のアプローチの打ち方がどのように変わるのかを今回は考えていきましょう。

それぞれのアプローチをする際に意識することは、バックスウィングです。スピン系アプローチの場合は、トップでクラブフェースを右耳の下あたりに持っていきます。

そこからフォロー側も同じところに持っていくことで軌道がストレート・トゥ・ストレートになりしっかりスピンがかかります。

一方のランを出すアプローチは、(真後ろから自分を見たと想定して)トップで手とクラブが重なるように上げます。

ここから払い打つイメージで打つことで、軌道はインサイド・トゥ・ストレートの軌道になり、ランがしっかり出るアプローチになるんです。

このようにバックスウィングの上げる位置を意識するだけで、簡単に多彩なアプローチショットを手に入れられるんです。

ランを出すアプローチ

画像: ランを出すアプローチ

後方から見て、トップまで上がったときにフェースと手が重なるように上げていく。インサイド・トゥ・ストレートが理想の軌道

スピン系アプローチ

画像: スピン系アプローチ

耳や首の下にフェースがくるようにバックスウィングを上げていく。軌道はストレート・トゥ・ストレートでV字に打つイメージ

画像: 井上透 ツアープロコーチ。トゥルーゴルフアカデミー主宰。08年レッスンオブザイヤーを受賞し、早稲田大学大学院・スポーツ科学研究科を卒業。卓越した理論でゴルファーを導く

井上透
ツアープロコーチ。トゥルーゴルフアカデミー主宰。08年レッスンオブザイヤーを受賞し、早稲田大学大学院・スポーツ科学研究科を卒業。卓越した理論でゴルファーを導く

月刊GD2018年9月号より

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