世界を転戦中の片岡大育プロは、いつも飛距離の差に悩まされてきたという。「欧州やUSツアー、はたまたアジアの選手でも、みんな体壊れるんじゃないかってくらい振り切っているんです。飛距離も簡単に300ヤードを超えてくる」。平均265ヤードだった片岡プロが世界と戦うために選んだのが、飛距離重視の振り切るスウィングだった。この転換はアマチュアにも参考になります!

【片岡大育プロ】
1988年10月生まれ。高知県出身 168センチ 68キロ
欧州、アジア、米国など10カ国以上で試合を戦うほど積極的に海外転戦中。
8月末にはウェブドットコムツアーにも挑戦。日本ツアー通算3勝

振り切って飛ばすほど、2打目がラクになる

「海外の選手たちは簡単に300ヤードを超えてくる。平均265ヤードの僕だと50ヤードくらい引き離されてしまうんです。2打目の飛距離差をどうにかして埋めようと、僕も彼らのように振りちぎることにしたんです」(片岡プロ)

「今はインからかち上げて、振り切ります!」

画像1: 「今はインからかち上げて、振り切ります!」

世界を見渡せば世界ランク1位のダスティン・ジョンソンをはじめ、ローリー・マキロイやタイガー・ウッズなどなど、世界はみんな300ヤードをはるかに超すといっても過言ではないほど。

「僕は狭いホールほど当てるように刻んでいましたが、彼らは狭いホールでも振り切る。振るほど遠心力が強く働くので軌道がブレず、真っすぐ飛距離が出るんだと気づいたんです」

昨年までは方向性重視で、上から当てて低いフェードで攻めていた片岡プロ。

「今は飛距離重視で体を右サイドに残して、フォローを思い切り出して振り切ります。ハイドローのイメージです」

画像2: 「今はインからかち上げて、振り切ります!」
画像3: 「今はインからかち上げて、振り切ります!」

【2017年と2018年 スウィング比較】

頭を右に残して、ややアッパー軌道でボールをとらえる

画像: スタンスが狭く、ボールと頭の距離が近い

スタンスが狭く、ボールと頭の距離が近い

画像: スタンスが広くなり、頭がつねに後方(体の右サイド)にある。そのぶん振り切りが強くなる

スタンスが広くなり、頭がつねに後方(体の右サイド)にある。そのぶん振り切りが強くなる

「最後まで振り切るスウィングを続けて、今年は平均飛距離を280ヤードまでは行きたいと思っています」(片岡)

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月刊GD2018年7月号より

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