ルーキーながら好調なプレーを続けている小祝さくら。彼女の強みは、勝つために自分に何が必要なのかをしっかりと分析できていること。それはクラブに関しても同じだと言うが。
初優勝のカギは“47度ウェッジ”が握る!
小祝のプレーを象徴しているのが今年から投入した47度のウェッジ「クリーブランド RTX-3」だ。
「47度は今まで入れていなかったのですが、昨シーズンまでの反省として、残り100ヤードくらいの距離から寄せきれないことが多く、それを解消するために入れました。プレッシャーがかかる大事な場面で、その距離を寄せられなかったら勝負になりません。実際、100ヤードに不安がなくなり、精度が上がったと思います」
小祝はできるだけ「やさしくゴルフがしたい」と日頃から話している。クラブに関してもカーボンシャフトを入れるなど、昔からクラブでプレッシャーを感じないようにしている。
47度のウェッジを入れたのも同じ理由だ。微妙な距離をその時々の振り幅などで調整するのではなく、クラブのロフトに頼るのが小祝の選択。コースによっては入れないときもあるが、飛躍を支える大きな武器になっていることは間違いない。いずれ来る悲願の初優勝を後押ししてくれる一本になるに違いない。初優勝のカギは“47度ウェッジ”が握る。
アイアンと同じ感覚で打てる「Z 765」
FWは球の上がりやすさを重視
ミスヒットに強く番手どおりに飛ばせる
自分の感性をもっとも生かせる、オーワークス#7
100Y以内は3本のウェッジを使い分ける
PHOTO/Shinji Osawa
週刊GD2018年9月11日号より