秋の新作ドライバー打ち比べ「第1弾」は、国産メーカーのライバル。スリクソンVSブリヂストン。ここ数年、外ブラ勢に人気を奪われているだけに国産メーカーの威信にかけて2018年はビッグヒットを狙いたい。満を持して登場させたスリクソンとツアーBの3モデルを、ヘッドスピード45m/sの高島早百合プロが人間試打マシーンとなり、徹底比較。性能分析に伊丹大介プロが加わった。
画像: 【試打】高島早百合 2011年プロテスト合格。恵まれた体格と持ち前の飛距離を武器に2010年東北ジュニア優勝などジュニア時代から活躍

【試打】高島早百合
2011年プロテスト合格。恵まれた体格と持ち前の飛距離を武器に2010年東北ジュニア優勝などジュニア時代から活躍

画像: 解説】伊丹大介 わかりやすいレッスンが定評。クラブにも精通し、1球打てば、そのクラブの性能がほぼわかる試打のスペシャリスト

解説】伊丹大介
わかりやすいレッスンが定評。クラブにも精通し、1球打てば、そのクラブの性能がほぼわかる試打のスペシャリスト

スリクソンもツアーBもコンポジットヘッドで、打倒! 外ブラを狙う

ヘッドクラウン部をカーボンにし、ゼクシオで培ったカップフェースのテクノロジーを踏襲したスリクソンのニュードライバー。アスリートモデルでありながらゼクシオのやさしさをプラスした。

画像: スリクソンZ785。ロフト、ライ角、フェースアングルを変えられる調整機能を搭載

スリクソンZ785。ロフト、ライ角、フェースアングルを変えられる調整機能を搭載

「今回のスリクソンは、今までにないくらい弾く。その弾きの効果か、球が楽に上がる印象です。Z585はつかまりがよすぎるぐらい。左が嫌な人にはZ785がいいと思います」(伊丹プロ)

ブリヂストンゴルフ・ツアーBのヘッド構造はスリクソン同様にカーボンクラウンを採用したコンポジット。こちらはカーボン部に金属弦の入った画期的テクノロジーを搭載。縦線がきれいに走っているため、その視覚効果でスクェアに構えやすい。

画像: ブリヂストンゴルフ・ツアーB XD-3。カーボン部に入った金属弦が特徴的

ブリヂストンゴルフ・ツアーB XD-3。カーボン部に入った金属弦が特徴的

「コンポジットの特徴である打感の柔らかくを残しつつ、弾き感も強い。今まで打ったことのない不思議な打感じがしましたが、このヘッドは弾き系のシャフトと組み合わせたらさらに飛距離が伸びそうな気がしました」(伊丹プロ)

【スリクソンZ785】(ダンロップ)

「構えたときにスクェア感があり、フェード、ドローの打ちわけもできそう。叩いても吹き上がることなく、球筋をコントロールできます」(高島)

画像: 【スリクソンZ785】(ダンロップ)
画像: 【Z785 試打スペック】 ロフト9.5度/フレックスS(Miyazaki Mahana)/総重量303グラム/ヘッド体積460cc/ライ角58度/長さ45.25インチ

【Z785 試打スペック】
ロフト9.5度/フレックスS(Miyazaki Mahana)/総重量303グラム/ヘッド体積460cc/ライ角58度/長さ45.25インチ

フライトスコープによる弾道データ

画像1: ※ヘッドスピードは45m/s

※ヘッドスピードは45m/s

【スリクソンZ585】(ダンロップ)

「スライサーがストレートしか打てないくらい、とにかくつかまる。ボールをつかまえて飛ばしたい人におすすめです。フェースはフック(左向き)が強く、弾道もかなり高いです」(高島)

画像: 【スリクソンZ585】(ダンロップ)
画像: 【Z585 試打スペック】 ロフト10.5度/フレックスS(Miyazaki Mahana)/総重量302グラム/ヘッド体積460cc/ライ角58度/長さ45.25インチ

【Z585 試打スペック】
ロフト10.5度/フレックスS(Miyazaki Mahana)/総重量302グラム/ヘッド体積460cc/ライ角58度/長さ45.25インチ

フライトスコープによる弾道データ

画像2: ※ヘッドスピードは45m/s

※ヘッドスピードは45m/s

【ツアーB XD‐3】(ブリヂストンゴルフ)

「フェースにボールが吸い付いて球が押し出される感じ。打感はすごく柔らかいのに弾く感覚もあり、球が強い。コントロール性能も高いドライバーです」(高島)

画像: 【ツアーB XD‐3】(ブリヂストンゴルフ)
画像: 【ツアーB XD-3 試打スペック】 ロフト9.5度/フレックスS(TX2‐6)/総重量307グラム/ヘッド体積460cc/ライ角58度/長さ45.25インチ

【ツアーB XD-3 試打スペック】
ロフト9.5度/フレックスS(TX2‐6)/総重量307グラム/ヘッド体積460cc/ライ角58度/長さ45.25インチ

フライトスコープによる弾道データ

画像3: ※ヘッドスピードは45m/s

※ヘッドスピードは45m/s

【9モデル中3本」試打終了時点】

2018年秋の新作ドライバー飛距離「暫定」ランキング

1位246.3ヤード/スリクソンZ785

2位245.5ヤード/ツアーB XD-3

3位245.3ヤード/スリクソンZ585

画像: 2018年秋の新作ドライバー飛距離「暫定」ランキング

試打はゴルフ倶楽部成田ハイツリー1番ホールで行い、使用ボールはテーラーメイドTP5X。弾道計測はフライトスコープ。5球計測し一番飛んだ打球と一番飛ばなかった打球を除く、3球の平均値を取りました。

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週刊GD2018年9月11日号より

ゼクシオ・スリクソン歴代 名器のヘッドデータが比較できる、ダンロップ ドライバー図鑑はこちら

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