秘密のアイテムの正体は、賞金女王争いの"主役"3人が揃って使用する"インソール"
アン・ソンジュ、シン・ジエ、鈴木愛の3人の活躍を支えているアイテム。それがオーダーメイドのインソール「FEET in DESIGN」だ。
もともとは医療機関などで、足部のケガの予防・防止を目的とした装具として普及。2010年代に入ってからはスポーツ界にも普及し、現在、男女を問わずこのインソールを使用するプロは増えているという。
製造元のフィートインデザイン社代表の久保田敦氏とスポーツマーケティング事業部の露木文吾氏は「成績は彼女たちの日々の努力だと思います。我々はあくまでその手助けです」と話すが、このインソールがラウンド中の彼女たちに、どんな好影響を与えているのだろうか。
「ベストなパフォーマンスを出すためには、動きを正確に再現するために骨や筋肉が正しく配置されているか、いわゆる『アライメン ト』が重要です。それが最初から崩れていると、頭で描いたことが実現できないというケースが多くなります。FEET in DESIGNは、骨格構造におけるアライメントを『履くことで常時、正しい位置に補正する』ことを目的に作られました。『常に正しい軸で動くことを実現できるインソール』という言い方もできます」
使用したプロも、ショットの精度が増し、飛距離向上やバランス感覚が安定した、などと口にするという。
インソールの効果は動作時だけではなく、静止時にもある。もともとプロはラウンドが始まると、ホ ール毎の移動も「歩き」が基本だが、立ち続けることへの疲労感軽減にも効果があるそうだ。
その驚きの効果を、GOLULU満石奈々葉が体験!
「このインソールの効果は実際に、 履いていただいて『体験してもらう』ことが、最もわかりやすく、 実感もできます」と言われたのを受け、さっそく、ゴルルの満石奈々葉に「Feet in DESIGN」と他社製インソールとの違いを体験してもらった。
体験の前に、まずはカスタム・インソール作り!
【テスト開始】6キロの重りを持って、どうか?
テスト方法はシンプル。インソールに乗って、床に置いた6キロのダンベルを片手で肩の高さまで持ち上げ、20秒間静止できるかどうかを比較する。
2リットルのペットボトル3本分と考えれば、6キロは、女性にとってなかなかの重さである。
まずは市販のインソール。大きく息を吐いたあと、勢いよくダンベルを持ち上げたようとしたが、思 うようにはいかず。「今度こそ」と数回試みた結果、ダンベルを持ち上げるまではいっても、高さはひざまでがやっと。肩の高さまでは、 到底上げることができずに終わった。
しばし筋肉を休ませたら、つぎは「FEET in DESING」に乗って挑戦。するとダンベルは、よどみなく肩の高さまで上り、静止にも成功。思わず笑みもこぼれた。 これには撮影したカメラマンも「お ぉ!」と驚きの声。満石が「ほしいですね……コレ」 とつぶやいたのも頷ける目に見える効果だった。
装着する人に合った形状で、そ の人本来のパフォーマンスを最大限に引き出すこのインソール。販 売価格は税抜き2万5000円~ と安くはないが、プロに限らず、一 般ゴルファーでも、スコアアップ を叶えてくれる要素が満載の“ゴルフギア”と言えそうだ。
「FEET in DESIGN」は完全オーダーメイド。スポーツ店などに卸売りはしていない。医療機関など全国110カ所の販売店か、発売元のフィートインデザイン社への問い合わせのみで購入を受け付けているそう。
フィートインデザイン社
TEL.03-5651-2020
公式ホームページはこちら
PHOTO/Tadashi Anezaki
※今季勝利数・賞金ランキングは 11月1日現在
週刊GD2018年11月20日号より