11月末に発売を開始したレクサス UX。予約受注で5500台以上のオーダーが入ったという話題の都会派コンパクト・クロスオーバー「UX」。そのディテールをさっそく見ていこう。
入門用レクサスとしても注目
レクサスに待望のコンパクトクロスオーバーが登場した。敢えてメSUVモとは呼ばないところが、レクサスUXの特長と言っていいだろう。実際に全高は1540mmに抑えられており、1645mmのNXよりも105mmも低い。
メルセデス・ベンツのコンパクトSUVであるGLAは全高が1500〜1510mmで一瞬、ベース車と言えるAクラスと見間違えてしまうほどだが、レクサスUXもスタイリングプロポーションからするとそれに近い。
採用されたのは「GA-Cプラットフォーム」で、これはプリウスやカローラスポーツと同じ。そこにレクサスを名乗る上でのプラスアルファの強化が施されている。そもそもプリウスやカローラスポーツのボディ剛性感は高く評判がいいので、レクサスUXはかなり期待できる。
そして、用意されたパワートレーンは2Lガソリンエンジン(UX200)とハイブリッド(UX250h)の2種。ハイブリッドはWLTCモードで22.8km/Lという低燃費、2Lガソリンも16.4km/Lとなかなかのものだ。
車両価格は390万円(UX200)から535万円(UX250hメversionLモ AWD)まで。ISよりもかなり安く、CTと同レベルの価格設定だ。レクサスに乗ってみたいと思っていた多くのユーザーから大いに注目を集めそうだ。
PHOTO/玉井 充