イタルデザインの手による、R35 GT-Rの最終進化形
![画像: 初代GT-R登場から50年経ち、ここまでGT-Rは進化した](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783396/rc/2018/12/15/5ce9981f427248d9443cb04f0cb9b0a1965e3677_xlarge.jpg)
初代GT-R登場から50年経ち、ここまでGT-Rは進化した
ジョルジェット・ジウジアーロによって設立されたイタリアのデザイン工房「イタルデザイン」と、日産の共同開発となるモデルが、GT-R 50 by Italdesign だ。2018年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで初お披露目された。
GT-RはR32以降、FRベースの4WDという基本構造ではあるが、そのパフォーマンスを考えれば性能的にスーパーカーと呼ぶのに異論はないところだろう。
この GT-R 50 by Italdesign は、イタルデザインの設立50周年と、初代GT-R登場から50周年とを記念して企画・製作されたもので、R35 GT-Rをベースに内外装は大幅にモディファイされた。
手を入れられているのは内外装だけでなく、動力性能も強化されており、VR38DETT型エンジンは最高出力720ps、最大トルク780Nmというハイパフォーマンスを発揮する。
基本仕様とサーキット仕様が設定され、サーキット仕様ではなんと770psまでパワーアップされるという噂もある。
ベース車両は最新のGT-R NISMOで、プロトタイプモデルのボディカラーは特別なグレー塗装仕上げにゴールドがアクセントになっていたが、限定生産モデルではオーナーが好きなボディカラーの組み合わせを指定し、あわせてインテリアカラーも選択することができる。50台の限定生産で、税抜き・オプションを含まない価格は99万ユーロ(約1億2770万円)から。1億円オーバーとは言え、世界中でコレクターの注目を集め即座に売り切れてしまうのではないだろうか。
そして、GT-R伝説はここで終わるのか。それとも次のチャプターが用意されているのか。興味は尽きない。
日産 GT-R 50 by Italdesign 主要諸元
●全長×全幅×全高:4784×1992×1316mm
●ホイールベース:2780mm
●エンジン型式・種類:VR38DETTエV6 DOHCターボ
●排気量:3800cc
●最高出力:720ps/7100rpm
●最大トルク:780Nm/3600。5600rpm
●ミッション:強化デュアルクラッチ6速シーケンシャル
●タイヤサイズ(前・後):255/35R21・285/30R21
![画像: 銀座の日産ショールームにも展示され、現在は横浜の日産グローバル本社ギャラリーに展示中(12月16日まで)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783396/rc/2018/12/13/2ff89eddda35789d672eae63fe05d1ca870a645c_xlarge.jpg)
銀座の日産ショールームにも展示され、現在は横浜の日産グローバル本社ギャラリーに展示中(12月16日まで)
![画像: リアビューはノーマルのR35 GT-Rから大幅にモディファイされている。リアウイングは可変式](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783396/rc/2018/12/13/f51aa501ce2a5339b5e982f431f8489fbe52a949_xlarge.jpg)
リアビューはノーマルのR35 GT-Rから大幅にモディファイされている。リアウイングは可変式
![画像: ハンドル位置はすべて左になる予定。撮影車はエアバッグの付かないサーキット仕様のインテリア](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783396/rc/2018/12/13/033d783b4632d126d58eb33fc5fed8ddeaa3903e_xlarge.jpg)
ハンドル位置はすべて左になる予定。撮影車はエアバッグの付かないサーキット仕様のインテリア
![画像: NISMOチューンのハンドビルド・エンジンは720ps/780Nmを発生する](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783396/rc/2018/12/13/bc1e1d8bcb0bb293c6d30fcc0cce6dce81ce45f3_xlarge.jpg)
NISMOチューンのハンドビルド・エンジンは720ps/780Nmを発生する