飛ぶとウワサのヘッド、どのシャフトと組み合わせたらいちばん飛ぶのか。注目のヘッド10モデル、シャフト4本、合計40通りの組み合わせを横田英治プロがヘッドスピード45~46m/sで試打テスト。弾道データを計測しつつ、その感想をヒアリングした。さあ、アスリートゴルファーが一番飛ばせる組み合わせとは?
画像: 【ギア分析】一番飛ぶ組み合わせ! 最新ヘッド10モデルとシャフト4本を試打調査【HS45m/s編】

【試打・解説】横田英治プロ
ETGSのエグゼクティブインストラクター。月刊GD誌の人気企画「D-1グランプリ」テスターとしてもおなじみ。ヘッド&シャフトの違いを感じ取る

飛ぶとウワサのヘッド10モデル

タイトリスト TS2(9.5度)
タイトリスト TS3(9.5度)
テーラーメイド M3 460(9.5度)
テーラーメイド M4(9.5度)
スリクソン Z785(9.5度)
ブリヂストン ツアーB XD-3(9.5度)
ピン G400LST(10度)
ピン G400MAX(10.5度)
プロギア RS F(10.5度)
キャロウェイ ローグ・サブゼロ(9.0度)

シャフトはこの4本

ツアーAD VR

画像1: シャフトはこの4本

ジ・アッタス

画像2: シャフトはこの4本

スピーダー エボリューションV

画像3: シャフトはこの4本

ディアマナ DF

画像4: シャフトはこの4本

では、さっそく試打結果を発表

TS2(タイトリスト)

画像: "極大"の慣性モーメント。高初速&直進弾道で飛ばせるTS2

"極大"の慣性モーメント。高初速&直進弾道で飛ばせるTS2

横田 高さとスピンを抑えて初速が出るヘッドですね。僕の場合は粘り感のある「VR」、「DF」だと適正なインパクトをむかえて力強く飛ばせました。アッタスはしなやかに振れて球が上がりますね。

画像: TS2(タイトリスト)

TS3(タイトリスト)

画像: ミスの許容性に操作感をプラスした低重心=低スピンの"重ヘッド"

ミスの許容性に操作感をプラスした低重心=低スピンの"重ヘッド"

横田 ハードなヘッド&ハードなシャフトは振っちゃいますね。「DF」、「VR」はフェースの上めで当てやすく、重い印象があって強く位置にいけました。適正なスピンが入る「ジ・アッタス」は球が上がりにくい方におすすめです。

画像: TS3(タイトリスト)

M3 460(テーラーメイド)

画像: 大型のわりにターンしやすい、スピンを抑えた低重心ヘッド

大型のわりにターンしやすい、スピンを抑えた低重心ヘッド

横田 打ち慣れていてインパクトでボールを押し込める「VR」とのコンビが合っていましたが、どのシャフトを入れてもコンスタントにボール初速が出ました。

画像: M3 460(テーラーメイド)

M4(テーラーメイド)

画像: 打点がバラついても。ブレないストレートキャリーで飛ばせる

打点がバラついても。ブレないストレートキャリーで飛ばせる

横田 適量のスピンが入ってキャリーが出せることもやさしさの要素ですね。「VR」は球を強く押し込めるし、「DF」は当たり負けずに飛びました。「ジ・アッタス」と「エボV」はスピンが程よく入るのでアマがキャリーでやさしく飛ばせそうです。

画像: M4(テーラーメイド)

スリクソンZ785(ダンロップ)

画像: ニュートラルな重心設計で直進性に優れたアスリート向け

ニュートラルな重心設計で直進性に優れたアスリート向け

横田 「エボV」とのコンビでアジャストできていい球で飛びました。ハードめで叩けるヘッドに「VR」を挿すと、スピンが抑えられて球が吹き上がりませんよ。ハードめのスペックを生かす、癖のない「ジ・アッタス」もいいですね。

画像: スリクソンZ785(ダンロップ)

ツアーB XD-3(ブリヂストン)

画像: フェースをローテーションしやすく、球をナチュラルにつかまえられる

フェースをローテーションしやすく、球をナチュラルにつかまえられる

横田 フェースのヒール側が少し出ているので、返りやすく、つかまるイメージですね。球が高くてつかまる「ジ・アッタス」とのセットがおすすめです。

画像: ツアーB XD-3(ブリヂストン)

G400 LST(ピン)

画像: 吹き上がりとつかまりを抑えて強弾道&ストレートで飛ばせる

吹き上がりとつかまりを抑えて強弾道&ストレートで飛ばせる

横田 「エボV」が加速して、ヘッドが球の曲がりを抑えてくれます。この組み合わせはいいですね。先がしっかりした「DF」は球をグッと押して。低めに出てスピンを減らして飛びます。

画像: G400 LST(ピン)

G400 MAX(ピン)

画像: ミスしてもブレずに飛んでいく大型&大慣性モーメントヘッド

ミスしてもブレずに飛んでいく大型&大慣性モーメントヘッド

横田 このヘッドは球が曲がらなくて上がるし、シャフトの違いによる飛び方の差が少ない気がします。「ジ・アッタス」は高さが出せるのでキャリーで飛ばしたい人にはいいですね。

画像: G400 MAX(ピン)

RS F(プロギア)

画像: 適度なつかまりで左のミスがなく、ワイドな高初速エリアをそなえる

適度なつかまりで左のミスがなく、ワイドな高初速エリアをそなえる

横田 ほとんどの組み合わせでドローが出ましたが、「DF」は高さを抑えた重い球、「VR」はニュートラルなドロー、クセのない「ジ・アッタス」との相性も良かったです。

画像: RS F(プロギア)

ローグ・サブゼロ(キャロウェイ)

画像: 球が吹き上がらない低スピン設計。風に負けないライナー弾道で飛ぶ

球が吹き上がらない低スピン設計。風に負けないライナー弾道で飛ぶ

横田 つかまったフェードでパワフルに飛んだ「DF」との組み合わせがいいですね。弾きが強いシャフト(エボV)もインパクトが安定します。このふたつはアスリートが叩きにいける組み合わせですね。

画像: ローグ・サブゼロ(キャロウェイ)

横田プロが選んだ、気持ちよく振れて飛んだ「神スペック」Best3

Best.1 「ローグ・サブゼロ」×「ディアマDF」

画像1: 横田プロが選んだ、気持ちよく振れて飛んだ「神スペック」Best3

芯を喰うと凄い飛ぶ「サブゼロ」とタイミングが合う「DF」を組んだら、つかまったフェードでトータル290ヤードオーバー。まさに神スペックです。

Best.2 「M4」×「ツアーAD VR」

画像2: 横田プロが選んだ、気持ちよく振れて飛んだ「神スペック」Best3

ストレートな高弾道がでる「M4」とコントロールしやすくて当たる「VR」をセットしたら、厚い当たりで290ヤード近く飛びました。

Best.3 「RS F」×「ジ・アッタス」

画像3: 横田プロが選んだ、気持ちよく振れて飛んだ「神スペック」Best3

主張しない直な動きの「ジ・アッタス」が「RS-F」のポテンシャルを生かしてくれました。飛びだけでなく安定感にも秀でています。

一番飛ぶ組み合わせ【HS42m/s編】はこちら

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