【試打・解説】横田英治プロ
ETGSのエグゼクティブインストラクター。月刊GD誌の人気企画「D-1グランプリ」テスターとしてもおなじみ。ヘッド&シャフトの違いを感じ取る
飛ぶとウワサのヘッド10モデル
タイトリスト TS2(9.5度)
タイトリスト TS3(9.5度)
テーラーメイド M3 460(9.5度)
テーラーメイド M4(9.5度)
スリクソン Z785(9.5度)
ブリヂストン ツアーB XD-3(9.5度)
ピン G400LST(10度)
ピン G400MAX(10.5度)
プロギア RS F(10.5度)
キャロウェイ ローグ・サブゼロ(9.0度)
シャフトはこの4本
ツアーAD VR
ジ・アッタス
スピーダー エボリューションV
ディアマナ DF
では、さっそく試打結果を発表
TS2(タイトリスト)
横田 高さとスピンを抑えて初速が出るヘッドですね。僕の場合は粘り感のある「VR」、「DF」だと適正なインパクトをむかえて力強く飛ばせました。アッタスはしなやかに振れて球が上がりますね。
TS3(タイトリスト)
横田 ハードなヘッド&ハードなシャフトは振っちゃいますね。「DF」、「VR」はフェースの上めで当てやすく、重い印象があって強く位置にいけました。適正なスピンが入る「ジ・アッタス」は球が上がりにくい方におすすめです。
M3 460(テーラーメイド)
横田 打ち慣れていてインパクトでボールを押し込める「VR」とのコンビが合っていましたが、どのシャフトを入れてもコンスタントにボール初速が出ました。
M4(テーラーメイド)
横田 適量のスピンが入ってキャリーが出せることもやさしさの要素ですね。「VR」は球を強く押し込めるし、「DF」は当たり負けずに飛びました。「ジ・アッタス」と「エボV」はスピンが程よく入るのでアマがキャリーでやさしく飛ばせそうです。
スリクソンZ785(ダンロップ)
横田 「エボV」とのコンビでアジャストできていい球で飛びました。ハードめで叩けるヘッドに「VR」を挿すと、スピンが抑えられて球が吹き上がりませんよ。ハードめのスペックを生かす、癖のない「ジ・アッタス」もいいですね。
ツアーB XD-3(ブリヂストン)
横田 フェースのヒール側が少し出ているので、返りやすく、つかまるイメージですね。球が高くてつかまる「ジ・アッタス」とのセットがおすすめです。
G400 LST(ピン)
横田 「エボV」が加速して、ヘッドが球の曲がりを抑えてくれます。この組み合わせはいいですね。先がしっかりした「DF」は球をグッと押して。低めに出てスピンを減らして飛びます。
G400 MAX(ピン)
横田 このヘッドは球が曲がらなくて上がるし、シャフトの違いによる飛び方の差が少ない気がします。「ジ・アッタス」は高さが出せるのでキャリーで飛ばしたい人にはいいですね。
RS F(プロギア)
横田 ほとんどの組み合わせでドローが出ましたが、「DF」は高さを抑えた重い球、「VR」はニュートラルなドロー、クセのない「ジ・アッタス」との相性も良かったです。
ローグ・サブゼロ(キャロウェイ)
横田 つかまったフェードでパワフルに飛んだ「DF」との組み合わせがいいですね。弾きが強いシャフト(エボV)もインパクトが安定します。このふたつはアスリートが叩きにいける組み合わせですね。
横田プロが選んだ、気持ちよく振れて飛んだ「神スペック」Best3
Best.1 「ローグ・サブゼロ」×「ディアマDF」
芯を喰うと凄い飛ぶ「サブゼロ」とタイミングが合う「DF」を組んだら、つかまったフェードでトータル290ヤードオーバー。まさに神スペックです。
Best.2 「M4」×「ツアーAD VR」
ストレートな高弾道がでる「M4」とコントロールしやすくて当たる「VR」をセットしたら、厚い当たりで290ヤード近く飛びました。
Best.3 「RS F」×「ジ・アッタス」
主張しない直な動きの「ジ・アッタス」が「RS-F」のポテンシャルを生かしてくれました。飛びだけでなく安定感にも秀でています。