女子プロが選ぶベストスウィンガー「アプローチ部門」で、40人の投票中14票を獲得してトップにに選ばれたのがシン・ジエ。「球の打ち分けが上手く、引き出し多く、どれも一級品」(笠りつこ)、「トラブルになってもパーを拾う技術が凄い」(三浦桃子)など、プロたちが大絶賛。シン・ジエの技術を多くの女子プロコーチを務める辻村明志コーチが解説する。

シン・ジエ
1988年生まれ韓国出身。年間4勝を挙げ賞金ランク2位。元世界ナンバー1の卓越した技術は、多くの女子選手の憧れ。日本ツアーで19勝を挙げている

手首の角度がずっと変わらない

難易度に関係なく、アプローチの成功率が高いジエ選手ですが、基本的にはオーソドックスな打ち方をしています。ほかの人と異なる点は、手元の動きを抑えて、ヘッドを多く動かしていることです。

写真を見るとわかりますが、手元自体は小さくしか動いていないのに、ヘッドは大きく動いています。手が体の枠からはみ出さないので、正確なインパクトを迎えられるのでしょう。

画像1: 手首の角度がずっと変わらない

ボールがフェースに乗っている時間も長く、おそらく本人は手のひらでボールを投げている感覚でアプローチしていると思います。

【解説/辻村明志コーチ】
つじむらはるゆき。上田桃子や小祝さくらなど、多くの女子プロを教えている

画像2: 手首の角度がずっと変わらない

週刊GD2019年1月8・15日号より

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