2019年、初優勝まで秒読みといわれる女子プロのひとり、松田鈴英。安定感抜群のプレースタイルを生む彼女のスウィングをプロコーチ井上透が解説。

松田鈴英
まつだれい。1998年1月生まれ。滋賀県出身。167㎝54㎏と細身ながら、ドライビングディスタンス8位に入る飛距離が魅力。2018年はシーズン後半だけでベストテン入り6回。賞金ランク11位。

捻転力の大きいインパクト

地面反力を利用したフットワークを使っているのが松田プロです。彼女の場合は、コーチの指導に
よって意識的にやっていると思われますが、体のコイルも横方向ではなく、タテ方向に使われ、イン
パクトまでに左脚(足)を伸ばすことによって、出力を上げようとしていることがわかります。

細身の松田プロが、ドライビングディスタンス8位の飛距離を実現できるのも、このフットワークのおかげと言えるでしょう。

捻転差の大きいインパクト
左脚の伸展を積極的に使っているため、上半身と下半身の捻転差が大きく、インパクトで下半身がほぼ目標に向いています。

画像1: 捻転力の大きいインパクト

【解説】井上 透
いのうえとおる。プロコーチ。東大ゴルフ部監督。日本におけるプロコーチの草分け的存在。現在、成田美寿々、穴井詩、川岸史果らのコーチを務める

画像2: 捻転力の大きいインパクト

週刊GD2019年1月22日号より

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