ショートアイアンを持って、ピンに寄せるつもりで打っているのに、めったに寄らず、グリーンにオンすらしないこともしばしば……。計算できるスコアメークのために、ベテランショットメーカー久保谷健一プロのもとへ。ラインが出て冬風にも強いショートアイアンの技術、第2回は久保谷プロによる「フェース面の管理術」です。
ライン出しに大切なのは、フェース面を管理すること
ショートアイアンの精度を高めるのに重要なのは、"球の打ち出し方向"と久保谷プロ。
「インパクト時にフェースが目標に対してスクェアに当たれば、よほどの風でない限りグリーンを外すことはありません。フェース面の管理が重要ですね」(久保谷プロ)
合わせた手の平とフェース面が同調
飛ばす番手と狙う番手でトップの位置は変わる
「全番手同じ振り幅というのは大きな間違い。僕はシャフト長さによって適度なトップ位置が変わるべきだと思っています。たとえば9番アイアンのフルショットはトップが肩くらいの高さになるのが理想です」(久保谷)
「これは僕のドライバーと9番アイアンのトップ。9番アイアンのほうが、手の位置が低く、シャフトの角度が立っています。コンパクトなスウィングで、フェース面をしっかり管理してあげることで、ショートアイアンの精度は大きく向上しますよ」(久保谷)
久保谷プロの冬風アイアン③は「真っすぐの誤解を解く」です。随時配信していきます。
月刊GD2019年2月号より
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