冬のゴルフで気になるのが「風」。低い弾道で風に負けないようにと、ボールを右に置いてダウンブローで打ちたくなるが、「それはミスのもとです」と久保谷プロ。では一体どう打てば…。この時期、重要な「強風のときの打ち方編」です。

画像: 【指導/久保谷健一プロ】 ツアーでもトップレベルのアイアン精度を誇るショットメーカー。ツアー通算7勝

【指導/久保谷健一プロ】
ツアーでもトップレベルのアイアン精度を誇るショットメーカー。ツアー通算7勝

風が強くても、ボールの位置は変わらない

「風が強い時に、ボールを右に置くほど上から入ってスピン量が増えるため、かえって風に弱い球になります。風に強いライン出しショットを打ちたければ、ボール位置はそのままでスタンスを狭めるといいですよ」と久保谷プロ。

風が強い時の久保谷プロの120Yアドレス

画像: 「スタンス幅はジャスト肩幅。この形が基本で距離を落としたいときは構えを小さくしていきます」

「スタンス幅はジャスト肩幅。この形が基本で距離を落としたいときは構えを小さくしていきます」

狭く立つだけでどうして風に強い球になるのだろう。

「狭く立つことで下半身の動きが抑制され、ヘッドが加速しづらくなります。靴半足ぶん狭く立つだけで、球の高さは5メートルは低くなりますよ。ただ距離も落ちるので番手を上げる必要があります。キャリーが減ってランが増えるので、そこにも配慮が必要です」

画像1: 風が強くても、ボールの位置は変わらない

「理想はボールだけクリーンに拾うように打つこと。ダウンブローに打つとスピンが増えるだけでなく、少し打点がズレるだけでスピン量が大きく変わるうえに、地面の硬さによっても距離が変わってしまいます。だから僕は基本、風が吹いたら、とくに払うように打ちますね」

距離を10Y落としたい時も、スタンス幅を狭めるだけでOK

クラブを替えることも、打ち方を変えることもせず、スタンス幅だけで球の高さと距離を調節できる。「シンプルなほうがミスも減らせるのでおすすめです」

画像2: 風が強くても、ボールの位置は変わらない

久保谷プロの実践的なショートアイアンのライン出しショット、いただきました!(了)

月刊GD2019年2月号より

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