![画像: 東京出身で高校時代に日本ジュニアを制し、高校卒業とともにプロ転向。05年に椎間板ヘルニアになり1年近くクラブを握れない時期もあった。昨年はプロ入り18年目で初優勝(ツアー選手権)と、さらに2勝目(ダンロップフェニックス)を挙げた。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/06/aee178b63693b03894b6f1a7b16b1bd64b48d7ba_xlarge.jpg)
東京出身で高校時代に日本ジュニアを制し、高校卒業とともにプロ転向。05年に椎間板ヘルニアになり1年近くクラブを握れない時期もあった。昨年はプロ入り18年目で初優勝(ツアー選手権)と、さらに2勝目(ダンロップフェニックス)を挙げた。
アイアンはネットで買った、キャロウェイ「Xフォージドアイアン」
メーカーとクラブ契約を結ばず、本当に自分が使いたいクラブだけを選ぶ市原が選んだのは、キャロウェイ「Xフォージド」、2018年シーズン前に“購入”した。
市原 抜けがいいアイアンが基本的に好きです。一生懸命振らなくても、自分のスウィングの円弧の中で、ソールがスッと抜けるものを選びました。腰を痛めていたこともあるので、強く振っていい球が出るクラブは選べないんです。この「Xフォージド」アイアンは、それがすごくいいので選びました。
市原 他モデルも2セット購入して打ち比べました。その方がメーカーに気兼ねなく選べますから。
![画像: つかまりやすい、わずかなグースネックがお気に入り。ラクに触れるポイント](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/06/e881f8c7e0702da1175fe96ebdd52ed64eed3bb9.jpg)
つかまりやすい、わずかなグースネックがお気に入り。ラクに触れるポイント
![画像: 「実際に打ち比べたら、これが一番ソールの抜けがよかったので、選びました」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/06/0ec3216aaa9233f1c13aa7c701ff022c78990121_xlarge.jpg)
「実際に打ち比べたら、これが一番ソールの抜けがよかったので、選びました」
![画像: 1シーズン打ち続けた打痕がくっきり。アイアンは、使い込むことでショットの精度が高まるという。シャフトは、日本シャフト「モーダス3ツアー130」のXを装着。「しなり戻って楽に振れる」と市原](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/06/90127c18ddaa207eb9cb2db44d165f3f936c0bbd_xlarge.jpg)
1シーズン打ち続けた打痕がくっきり。アイアンは、使い込むことでショットの精度が高まるという。シャフトは、日本シャフト「モーダス3ツアー130」のXを装着。「しなり戻って楽に振れる」と市原
気に入ったモデルは、フェースの溝がすり減るまで、使い続ける。
上がりやすく狙えるUT「エピックユーティリティ」
2017年の発売当初から使用している「エピック」のUT。
市原 そんなに飛ぶ方ではないので、よく使います。また、UTは使用頻度が高いので、フェースに傷がつきやすいですね。シャフトはUSTミヤマ「アッタスEZ」のXです。先端がしっかりしていて暴れないのが気に入っています。
![画像: アイアンと同じ感覚で使うため「打痕は下目につきます」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/06/909254313a21cb56902df111a6c683cbee3208a7_xlarge.jpg)
アイアンと同じ感覚で使うため「打痕は下目につきます」
程よくシャープでスッと構えやすいUT。
市原 完全にアイアン感覚で、グリーンを狙い打てます。抜けの良さも申し分なしです。
![画像: 上がりやすく狙えるUT「エピックユーティリティ」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/06/911decde234dab455e94bb7a0b6939bb11e92df8_xlarge.jpg)
![画像: カーボンクラウンとタングステンウェイトで、超低重心を実現。18度、20度。「高さをラクに出せます」(市原)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/06/17ef522f889a04c50f29c6ddc22061f91b9ae871_xlarge.jpg)
カーボンクラウンとタングステンウェイトで、超低重心を実現。18度、20度。「高さをラクに出せます」(市原)
振り子で振れる長尺「YES! スウォッシュデザイン ナタリー」
プロ転向直後、アジアンツアーなどで腕を磨いていた市原はイップスにかかり、長尺パターを手にした。
市原 2014年と2015年の秋まではアンカリング問題でノーマルの長さに戻したんですが、やはりしっくりこなかった。で、周りの元長尺の人たちが、手を体に付けずストロークする方法を採り入れたのを見て、僕も戻しました。
![画像: 三角形に近いヘッド形状と、直進のサイトラインで目標を狙いやすい。フェースバランスで真っすぐ振れる。このパターは販売当初から使い続けており、足掛け13年。「替える気には全くならない」と市原](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/06/52b2030a564d93b9bda4078934c7601265775b5d_xlarge.jpg)
三角形に近いヘッド形状と、直進のサイトラインで目標を狙いやすい。フェースバランスで真っすぐ振れる。このパターは販売当初から使い続けており、足掛け13年。「替える気には全くならない」と市原
イエス! ゴルフの『ナタリー』は、長尺にした当初から使い続けている。
市原 ヘッドが三角形っぽくて、目標に合わせやすい。それにストロークも直線的に振りやすいのがいいんです。
![画像: 独自のフェース溝「Cグルーブ」は球の滑りを減らす効果がある。インターネットで見つけるとサブ用に買うこともあるという。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/06/1640315f65026a583dc447e6f0eed5c5b7502427_xlarge.jpg)
独自のフェース溝「Cグルーブ」は球の滑りを減らす効果がある。インターネットで見つけるとサブ用に買うこともあるという。
市原 ストロークのしやすさに加え、タッチが合いやすいのもいい。グリップはフィーリングが変わるのが嫌で、なかなかグリップ交換できないんです。
![画像: 「速いグリーンでは、とくにタッチが合います」(市原)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/06/ae789b0efe7fad14498d914f44730ec0f39dea73_xlarge.jpg)
「速いグリーンでは、とくにタッチが合います」(市原)
「ジューシーウェッジ プロト」ウェッジ
「ジューシー」という新しいメーカーのウェッジを使っている。「フォーティーン」の系譜だと説明したうえで、ソールの抜けが良くどんなライでも使えると言う。
市原 ヒールから地面に入るので、そこを削り落として抜けやすくしました。今まで使い続けていたフォーティーンから独立した職人の方が、僕好みに仕上げてくれています。
![画像: ストレートに構えやすい顔](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/06/dab057aeefbb4006befb23d4b7e57628b8cfc5e8_xlarge.jpg)
ストレートに構えやすい顔
市原 フェースはあまり開かないで使うので、打痕はストレートに付いていますね。SWはキャリーで止めるクラブですが、フェースは開きません。
![画像: 「ジューシーウェッジ プロト」ウェッジ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/06/b1fe9fcded09aefeafbdc6a7ab40be83413ba135_xlarge.jpg)
市原 シャフトはアイアンとのつながりを大切にして、同じシリーズにしています。ボールが拾いやすいシャフトです。
振っても左に行かず、前に伸びるドライバー「ローグ サブゼロ」
市原 練習ラウンドでは、「手を抜いているのか」って言われるくらい飛ばないんですが、試合では気合が入るのか、ヘッドスピードも2m/sぐらい上がって飛ぶようになるんです。そのせいもあって、叩いても左に行かないドライバーが好きですね。
![画像: 少し厚みを感じるけどシャープに振れるのがイイという市原。左にいかない浅重心設計なので、つかまりすぎを防ぐ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/06/6338bdac883f4599091f01b12de394529697ae3f_xlarge.jpg)
少し厚みを感じるけどシャープに振れるのがイイという市原。左にいかない浅重心設計なので、つかまりすぎを防ぐ
練習ラウンドで、重永亜斗夢プロが使っていたキャロウェイ「ローグ」シリーズが気になって使い始めた「ローグ サブゼロ」。
市原 構えやすいし、どれだけ振っても左に行かないのがいいですね。
![画像: 独自の「ジェイルブレイクテクノロジー」でボール初速をアップ。シャフトは、「ジ・アッタス」の6Xを装着。「粘りがあるのに走りもいい」と話す](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/06/922091735caccc6b83bc56160fe6470188cd91b7.jpg)
独自の「ジェイルブレイクテクノロジー」でボール初速をアップ。シャフトは、「ジ・アッタス」の6Xを装着。「粘りがあるのに走りもいい」と話す
13.5度の「3+」が実は上がりやすく飛ぶ! 「スティールヘッドXR」
市原 構えるとロフトのわりにフェース面が見えて、上がりそうなイメージが出るんです。簡単そうな“顔”が重要です。
市原 狙うというより、飛距離重視のフェアウェイウッド。ヘッドの弾き感も飛ぶイメージが出て好きです。
![画像: 13.5度で飛距離重視](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/06/123e7248b6da05cb65d5166458442d2e35ec3266_xlarge.jpg)
13.5度で飛距離重視
セカンド地点で使用頻度が高いせいか、フェースやや下寄りに打痕が残る。
市原 シャフトはドライバーと同じモデルの70グラム台を採用。強く振らなくても、よく飛んでくれます。
![画像: カーボンクラウンでとても低重心](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/06/9d0ef055bb4fa16eca6cb9d804fb5ca859b40fc1_xlarge.jpg)
カーボンクラウンでとても低重心
自分の技術との相性で考えたセッティング
![画像1: 自分の技術との相性で考えたセッティング](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/06/fad682627606ba9856f239ebb45a96931845228c_xlarge.jpg)
![画像2: 自分の技術との相性で考えたセッティング](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/06/fbf1df9025181303c05a3c1be7d461bd9d938ad9_xlarge.jpg)
月刊GD2019年3月号より