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【試打・解説/伊丹大介プロ】
東北福祉大ゴルフを経てプロ入り。豊富な試打経験をもとにギアを的確に分析。スコアにつながるセッティング術を解説
170~180ヤードは、「キャリーの距離」をチェックする
![画像: ロフトではなく、キャリーが大切です](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/08/da45d7217176b72f12f3ff18552dc640c24aa6cf_xlarge.jpg)
ロフトではなく、キャリーが大切です
6Iのキャリーが160ヤードだとしたら、その上は170ヤードのキャリーが打てるクラブを探しましょう。「グリーンに近づけばOK」というクラブではないので、安定してキャリーが出るモデルを探します。
キャリーは同じでも、FW、UT、アイアン型UTは、弾道の高さが違う
![画像: キャリーは同じでも、FW、UT、アイアン型UTは、弾道の高さが違う](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/08/ac6df76a859e13ed3c4020362b1818a59401d989_xlarge.jpg)
160~170ヤードを狙って、ロフト23度前後のショートウッドとUTを打った場合、弾道はショートウッドが最も高く、次がUT、アイアン型UTの順です。
シャローに払い打ちたい人ならショートウッドがお薦め。アイアンと同じように打ちたい人はUTが合います。
ただし、ショートウッドやUTは、各社から様々なモデルがリリースされ、バリエーションがとても豊富です。同じタイプでも、モデルによって球のつかまり具合や、スピン量、振り心地も変わり、キャリーが変わってきます。「どういう弾道」で、「どれくらいキャリーで飛ばしたいのか」をイメージして選ぶことが大切です。
![画像: (左)払いうちたいならショートウッドがおすすめ。上からヘッドを入れたいならUTが合います](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/08/75f4633b169ee8689deeaf5944127d471fba72eb_xlarge.jpg)
(左)払いうちたいならショートウッドがおすすめ。上からヘッドを入れたいならUTが合います
多くのクラブを試打してきた伊丹プロが選んだ「170ヤードのお薦めFW&UT」
スリクソンZ F85(ダンロップ)7番ウッド:ロフト21度
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![画像2: 多くのクラブを試打してきた伊丹プロが選んだ「170ヤードのお薦めFW&UT」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/08/55cba3c79ecc7e84a2ccdb38cdead0b86420c222.jpg)
ヘッド速度が遅めでもやさしくボールを上げやすいです。やや出っ歯なので7Wでもボールが左に行きづらくて左右に打ち分けやすい。そして球が上がります。
G400 FW(ピン)9番ウッド:ロフト23.5度
![画像3: 多くのクラブを試打してきた伊丹プロが選んだ「170ヤードのお薦めFW&UT」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/08/894faaab6661b0a638f22142f3458a28e8b3432c_xlarge.jpg)
![画像4: 多くのクラブを試打してきた伊丹プロが選んだ「170ヤードのお薦めFW&UT」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/08/f855f765bd2d1e0542848d32d73397752765566f.jpg)
ピン史上最も大きい慣性モーメントで、ミスしても飛んでくれるクラブです。ショートウッドでロフトがついているので。払い打ちはもちろん、ダウンブローに打っても球が上がってキャリーがでます。
818H1(タイトリスト)UT:ロフト23度
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![画像6: 多くのクラブを試打してきた伊丹プロが選んだ「170ヤードのお薦めFW&UT」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/09/17f8beaadc9fa1582a3f8e0a2e66edf03c346fbf.jpg)
アイアン的に打っていって、そのまま中弾道&ややロースピンで前に行く強い球で飛ばせます。アスリートタイプのゴルファーにいいと思います。
Q23(プロギア)UT:ロフト23度
![画像7: 多くのクラブを試打してきた伊丹プロが選んだ「170ヤードのお薦めFW&UT」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/08/dd754ba4fd6c199464bc1596099d9cc7cab1349a_xlarge.jpg)
![画像8: 多くのクラブを試打してきた伊丹プロが選んだ「170ヤードのお薦めFW&UT」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/08/bdcf27a159bce3956151b0179f46f4bc6811c027.jpg)
ソールが船底型でラフでも傾斜地でも抜けがいいです。ヘッドを鋭角に入れても、払い打っても、打ち出しの高さが変わるだけでナイスショットが出ます。出っ歯で球も広いやすいです。
G400クロスオーバー(ピン)アイアン型UT:ロフト22度
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![画像10: 多くのクラブを試打してきた伊丹プロが選んだ「170ヤードのお薦めFW&UT」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/08/9f4bab3e55eb33601f7ada658d312d19381cdc2c.jpg)
高めの打音で弾く打感が伝わってきます。球を高く弾いて、スピンを抑えたドローンとした球になるので、安定してキャリーが出ますね。初速感があって風にも強そうです。
HI877(フォーティーン)アイアン型UT:ロフト24度
![画像11: 多くのクラブを試打してきた伊丹プロが選んだ「170ヤードのお薦めFW&UT」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/08/487540cf9de9e67e8555e81328c25f95ecdd5430_xlarge.jpg)
![画像12: 多くのクラブを試打してきた伊丹プロが選んだ「170ヤードのお薦めFW&UT」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/08/aa9e1d52c2586e8fb5d463e387f71320f4401b7b.jpg)
バナナと呼ばれる中空ボディでロングゲームをやさしくしてくれます。フェースに引っつく感があって乗っかるのでスピンが入りやすいです。170ヤード先にキャリーした後、ランがそれほど出ないで止められます。
キャリーを出しやすいクラブを選びましょう
今回は6Iの上、170~180ヤードを打つクラブということで、ロフト21度~24度のクラブをラインナップしました。
ヘッドスピードが40m/s以下や、パワーのない人の「170~180ヤードキャリー」はロフト23~25度。ロフト20~22度は、モデルによっては23~25度と同じくらいしかキャリーが出ないで、ランが増えるだけ、というケースもあるので注意が必要です。
従って、ロフト20~22度のUTやFWは、ヘッドスピードが41m/s以上で、ある程度打てる人の「175~190ヤードキャリー」のクラブという考え方がいいと思います。
![画像: キャリーを出しやすいクラブを選びましょう](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/08/aebc5debad606076028c52885b91bba4e12e434a_xlarge.jpg)
次回は170~180ヤードの上、「200ヤード以上を攻略するクラブの選び方」、随時配信予定です。
月刊GD2019年3月号より