
【リポーター/吉田洋一郎】
週刊GD誌連載「Dr. クォンの反力打法」でもおなじみ、レッスン・オブ・ザ・イヤー2019ノミネートのひとり。探究・研鑽に余念がないスウィングコンサルタント。
エリートを次々と輩出する土壌が整っている
驚いたのが圧倒的な規模感です。ゲートを潜ると巨大な建物がたくさんあり、どこに行けばいい
のか迷ってしまうほど。
ゴルフの施設は、縦30mのパッティンググリーンが2面、アプローチグリーンが2面、打席はオール天然芝。なんと18ホールのコースがあります。

アカデミー内にある18ホールコース

天然芝のドライビングレンジ

30メートル以上の広さがある練習グリーンが2面
インドア施設にも打席があり、トラックマンやボディトラック、パットラボといった最新鋭のスウィング測定器を設置。シャフトも多数揃えてあり、クラブフィッティングも可能。

インドアの練習施設にはパット解析システムの「パットラボ」など最新鋭の機器を完備。クラブのフィッティングも可能だ
敷地全体は東京ドーム44個ぶん!
大規模なトレーニングルーム、アイシング用のプール、マッサージ施設まで備えられ、ホテルのような宿泊施設に、リゾート並みのレクリエーション施設も。学校も併設され、教育体制もバッチリ整っていました。

規格外のトレーニングジム。アイシング用のプールにマッサージルーム

テニスコート55面

サッカーコート20面

全天候型400mトラック

敷地内の移動はトロッコ
1972年にニック・ボロテリーテニスアカデミーとして創設し、78年にIMGが買収。ゴルフ部門は93年に設立され、現在はサッカー、アメフト、バスケット、野球、ラクロス、陸上の8クラスがある。東京ドーム44個分の広大な敷地を有し、敷地内の移動にはトロッコも。80カ国以上の国から1200人の生徒を受け入れている
生徒の中には日本人の学生も!

父の影響でゴルフを始めたという岡田圭太くん(高2)は「天然芝から打てる環境がいい。英語が学べ、海外の友達もたくさんできます。コーチも熱心で、低い球や特殊な打ち方も教えてくれ、バリエーションが増えました」
テクニカルディレクター“スコット・デイビス”にQ&A
── ゴルフアカデミーの生徒は何人?
5年生(11歳)から12年生(18歳)まで、144人のフルタイム(8月~翌5月)の生徒がいます。
── フルタイムのプログラムは?
午前と午後の2つに分かれていて、午前にゴルフを練習したら、午後は学校。逆に午前に学校があれば、午後にゴルフというスケジュールです。月~金の間に18ホールと9ホールのラウンドを1回ずつ、コースではメンタルコンディショニングの練習もします。土日も練習できますが、生徒にはきちんと休みを取って次の週に備えるように伝えています。

【テクニカルディレクター/スコット・デイビス】
── 1日の練習時間は?
プログラムは1日4時間が基本ですが、学校の始まる前や、午後のプログラムが終わった後も自主的に練習している生徒がたくさんいます。
── 教える内容は?
ここにはデビッド・レッドベターから学んだコーチが多数いますが、今は新しい外部のコーチも取り入れています。全員に同じスウィングを押し付けるのではなく、個々の特徴に合わせた教え方へシフトしています。栄養学やリーダーシップ、メンタルのクラスがあり、包括的なプログラムに取り組んでいます。
── フィットネスにも力を入れているとか?
入学時に身体検査を実施し、身体的なウィークポイントを分析するスクリーニングの方法を取り入れています。週に3回、1時間のトレーニングの時間を設けるとともに、柔軟性や集中力の強化法、呼吸法のトレーニングオプションを提供しています。
IMG卒業生のエミリアーノ・グリジョ(アルゼンチン出身の若手実力者)は、「基礎的なことから実戦的なことまで教わることができて、キャリアの助けになった。多くの友人ができて、とても楽しい時間を過ごした」と話していたとおり、サポート体制の素晴らしさに舌を巻く。エリートが輩出される土壌が完成されていると感じました。
週刊GD2019年2月26日号より