2019年、注目のニュードライバーが続々登場している。「一体どれを選べばいいの?」というわけで、男女プロ&シニアの3人が4ブランド10モデルを試打し、その性能を大検証。第2回は「ミズノプロ モデルEとモデルS」。自分に合ったドライバーの参考にしてほしい。
画像: 【HS44m/s担当/伊丹大介プロ】 東北福祉大学卒業後、2004年プロ入り。最新クラブやボールの試打経験豊富

【HS44m/s担当/伊丹大介プロ】
東北福祉大学卒業後、2004年プロ入り。最新クラブやボールの試打経験豊富

画像: 【HS40m/s担当/内山久美プロ】 25歳からゴルフを始め、歴6年でプロ入り。持ち球はドロー

【HS40m/s担当/内山久美プロ】 
25歳からゴルフを始め、歴6年でプロ入り。持ち球はドロー

画像: 【HS36m/s担当/高橋健二さん】 ノンフィクションライター。ゴルフはシングルの腕前でエージシュートも達成! 持ち球はドロー

【HS36m/s担当/高橋健二さん】
ノンフィクションライター。ゴルフはシングルの腕前でエージシュートも達成! 持ち球はドロー

**【試打・計測方法】++
試打会場は武蔵野ゴルフクラブ1番ホール。それぞれ7球ずつ打ち、最高と最低を除く5球の平均数値を採用。弾道計測には「トラックマン4」を使用

NEWモデル 「ミズノプロ モデルE」&「ミズノプロ モデルS」

ミズノプロ「モデルE」と「モデルS」は、1999年当時にミズノ史上最高の飛距離性能と言われた「300S」と同じ"βチタン"フェースを使った最新ドライバー。「高反発ドライバー」の規制で姿を消した"βチタン"が、一度規制値を超えるヘッドを作ってから規制内ギリギリに戻す技術を開発したことで復活。その飛び性能に注目が集まっている。

画像: 中心部を厚く、周辺部を薄くし、ルール限界値に反発力を調整

中心部を厚く、周辺部を薄くし、ルール限界値に反発力を調整

ヘッド形状では、ソールのフェース寄りに蛇腹状の「ウェーブ構造」を入れたのが最大の特徴。この構造のおかげで「打感がソフトで、インパクトでボールがフェースに乗っている感じが伝わり、ドローやフェードの打ち分けがやさしくなった」と伊丹プロ。やさしめのモデルEと、球筋をコントロールできるモデルSでターゲットは全く異なっている。

画像: 深さの違う2本のミゾ。従来モデルより2mm深くなったウェーブ構造が、フェースのたわみ量が5%アップ。飛距離アップに貢献

深さの違う2本のミゾ。従来モデルより2mm深くなったウェーブ構造が、フェースのたわみ量が5%アップ。飛距離アップに貢献

画像: 内山プロの試打(HS40m/s)、計測はトラックマン4

内山プロの試打(HS40m/s)、計測はトラックマン4

「ミズノプロ モデルE」シャローバック形状ヘッドは最新ドライバーのトレンド

画像: 460ccの大型ヘッド。スウィートエリアが広く、構えたときに安心がある

460ccの大型ヘッド。スウィートエリアが広く、構えたときに安心がある

画像: モデルEは、ボールが上がりやすいシャローバック形状

モデルEは、ボールが上がりやすいシャローバック形状

【試打スペック】ロフト:9.5度 シャフト:ツアーAD GM-1・S

画像: 緑:HS44m/s、緑:HS40m/s、赤:HS36m/s

緑:HS44m/s、緑:HS40m/s、赤:HS36m/s

画像: 「ミズノプロ モデルE」シャローバック形状ヘッドは最新ドライバーのトレンド

重心位置が短くヘッドが返りやすい。弾き系のフェースだが、ほどよくコントロール可能

伊丹プロ 顔が大きくスウィートエリアが広いため、安心感がある。弾道は高く、ミスヒットしても飛距離は落ちません。弾き系の余韻を残す高い音が気持ちいいですね。

内山プロ アップライトなのでやさしく打てますが、ややヘッドが軽く感じました。

高橋さん 憧れのミズノプロで、打ち出し角の高いハイドローがやさしく打てる。飛距離も十分納得。これはお薦めです。

【試打者3人のミズノプロ モデルE評価】
弾道:高弾道
球筋:ドロー系
スピン:適度
推奨HS:36~42m/s
操作性:セミマニュアル

「ミズノプロ モデルS」げんこつのような形状、小ぶりハイバック

画像: 見るからに操作性が高そうな435ccのヘッド。フェース面のラウンドが高いギア効果を生み出す

見るからに操作性が高そうな435ccのヘッド。フェース面のラウンドが高いギア効果を生み出す

画像: モデルSは、ハードヒッターが叩けるイメージのハイバック形状

モデルSは、ハードヒッターが叩けるイメージのハイバック形状

【試打スペック】ロフト:9.5度 シャフト:ツアーAD GM-1・S

画像1: 「ミズノプロ モデルS」げんこつのような形状、小ぶりハイバック
画像2: 「ミズノプロ モデルS」げんこつのような形状、小ぶりハイバック

ヘッド体積435cc。球筋を自分でコントロールしたいゴルファーへ

伊丹プロ メタルの「300S」の復刻版かと思わせるデザインで、往年のミズノユーザーにはたまらないでしょう。音は低くて食いつきが良く、打感が気持ちいい。

内山プロ フェースが丸みを帯びているので、真っすぐなフェースに慣れている人にはどこに飛ぶか不安かもしれませんが、慣れると操作性は良く、打感もいい。弾道は好きな中弾道で距離も出ます。

高橋プロ ヘッドが小さく、見ただけで難しそう。真っすぐには飛びました。

【試打者3人のミズノプロ モデルS評価】
弾道:中弾道
球筋:フェード系
スピン:適度
推奨HS:42m/s以上
操作性:マニュアル

画像: 435ccの「モデルS」だけでなく、460ccの「モデルE」も、重心距離が短くヘッドが返りやすいと意見が一致

435ccの「モデルS」だけでなく、460ccの「モデルE」も、重心距離が短くヘッドが返りやすいと意見が一致

画像: ヘッド体積435cc。球筋を自分でコントロールしたいゴルファーへ

【新作ドライバー試打】今回は「ミズノプロ」シリーズを紹介しました。次回は「キャロウェイ エピック」シリーズ、随時配信予定です。

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