
【HS44m/s担当/伊丹大介プロ】
東北福祉大学卒業後、2004年プロ入り。最新クラブやボールの試打経験豊富

【HS40m/s担当/内山久美プロ】
25歳からゴルフを始め、歴6年でプロ入り。持ち球はドロー

【HS36m/s担当/高橋健二さん】
ノンフィクションライター。ゴルフはシングルの腕前でエージシュートも達成! 持ち球はドロー
【試打・計測方法】
試打会場は武蔵野ゴルフクラブ1番ホール。それぞれ7球ずつ打ち、最高と最低を除く5球の平均数値を採用。弾道計測には「トラックマン4」を使用
「M5」「M5ツアー」「M6」(テーラーメイド)

左から「M6」「M5」「M5ツアー」
試打した3人が、ともに「明らかな初速の速さ」を実感したテーラーメイドの最新Mシリーズ。秘密はフェース内に注入された樹脂にある。
「あらかじめ反発係数オーバーのヘッドを作って、あとからフェース裏に樹脂を注入することで反発係数をコントロールし、ルール適合に引き戻す。逆転の発想ですね」(伊丹プロ)

緑色の枠組みのなかに見える樹脂が、反発係数を調整するテーラーメイドの新技術
従来モデルよりもヘッド全体のカーボン部分を多用して軽量化したことで、「M5」についてはウェート移動の範囲が広がり、より多くの人に合わせられるようになったのも大きな進化と言えるだろう。

伊丹プロ(HS44m/s)、計測はトラックマン4
「M6」見るからに「深低重心」

クラウンだけでなく、ソール側にカーボン素材。そのぶんのウェートを深低重心の最適位置に配分

フェースにある2つの赤い部分から反発係数を調節する樹脂が注入される。ヘッド後方が低く長いシャローバック形状
【試打スペック】ロフト:9度 シャフト:フブキ TM5 2019・S


「HSが40m/s以下でもハイドローで飛ばせる!」と、テスター高橋さん感激
伊丹プロ トップラインがストレートで、真っすぐな球をイメージしやすいですね。全体に軽く、振り抜きがよく、「M4」より格段に進化しています。ただ、打球とはうらはらに打感がやや鈍く感じました。好みがわかれる部分かもしれません。
内山プロ 打音が低く渋いのに、ボールは高弾道で距離も出る。最初は戸惑いましたが、間違いなくやさしいクラブですね。
高橋さん 操作できそうにない顔は苦手なほうですが、打った途端に気に入りました。弾道の高さ、直進性、飛距離どれも満足です。
【試打者3人のM6評価】
弾道:高弾道
球筋:ストレート系
スピン:少なめ
推奨HS:38m/s以上
操作性:セミオートマチック
「M5」操作性が高く左に行きにくい

ヘッド体積は460cc。2つのウェート調節の移動範囲が広い

「ツイストフェース」と進化したアジャスタブル機能で、飛距離アップと幅広い弾道調整を狙ったモデル
【試打スペック】ロフト:9度 シャフト:クロカゲ TM5 2019・S


HS40m/s以上で左を嫌う上級者を助けてくれる
伊丹プロ 顔は大き目でシャローフェースだからやさしい印象で、ロースピンのまま球が高く上がり、飛距離も出ます。振りやすさ、やさしさ、飛び、打感、スピン量、ヘッドの形状や大きさなど、総合的に見て3タイプ中いちばんバランスがいいですね。
内山プロ 最初は難しく感じましたが、移動式ウェートを後方にずらすと、ロースピンのまま球が高く上がり、別物のようにやさしくなりました。
高橋さん (私のヘッドスピードでは)つかまらずに、球が左右に散ってしまいました。
【試打者3人のM5評価】
弾道:中高弾道
球筋:フェード系
スピン:少なめ
推奨HS:40m/s以上
操作性:マニュアル
「M5ツアー」Mシリーズのアスリート版

ヘッド体積435ccと、ややコンパクトで、ディープバック

Mシリーズのフェースは、すべてミスヒット時の曲がりを抑える「ツイストフェース」
【試打スペック】ロフト:9度 シャフト:クロカゲ TM5 2019・S


HSが速い人が叩いても左に行かず飛ぶ
伊丹プロ ヘッドは小ぶりだが重心距離は長めなのでパワーヒッターが叩いても引っかけにくい。浅重心でロースピン系の球が出る。しっかり振りたい人向きですね。
内山プロ ヘッドが効いてバランスがよいのでタイミングを取りやすい。音と出球の違和感がなく、飛距離も出ます。
高橋さん 当たり負けするイメージで、ボールがつかまらず、高さがでない。HSがないと使いこなすのは難しそうです。
【試打者3人のM5ツアー評価】
弾道:中弾道
球筋:フェード系
スピン:少なめ
推奨HS:44m/s以上
操作性:マニュアル

3モデルの特徴がはっきりと分かれたMシリーズ。自分のヘッドスピードを参考に試打してみよう
週刊GD2019年2月26日号より
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