
あない・らら。1987年生まれ。愛知県出身、ノバサウスイースタン大、2008年プロ入り。通算2勝、女子ツアー屈指の飛ばし屋。165cm/58kg
飛び様、打感、すべてがマッチ「M3ドライバー」
「自分にとって、ひとつのチャレンジで転機となった一年でした」と2018年を振り返った穴井。
それは、クラブ契約をフリーにして、多くのクラブを一新して臨んだためだ。

「低スピンで直進性が高く、風が強い日でも安心して振れます」

「M3は見た目や打感、飛び方などすべてが自分の理想に近かった。私は構えて、クラブを置いたときのフィーリングを重視しますが、振る前から『これだ!』という感覚が、このクラブにはありました」
ドライバーを決めたことで「自分のスウィングのベースを崩すことなくできました」とアイアンとの距離を埋める番手もすぐに決まった。
UTは4番をM4、5番をローグと変化をつけているが、これには狙いがあるという。
4UTは「M4」、5UTは「ローグ」

4UTは「M4」。「球を強く弾いてくれる」と距離を稼ぎたい場面で活躍。5UTは「ローグ」。「球がフェースにくっつく感じで、アイアン感覚で打てる」。ピンポイントに“狙う”場面で使用している

「M4レスキュー」、ロフトは22度、飛距離210~220Y
「M4はバチンと弾いて飛距離が欲しい時、ローグはアイアンのように狙っていきたいときに、という意図で使い分けています。これまでは距離感だけで選んでいたのですが、『ウッド寄り』と『アイアン寄り』に分けています」
ドライビングディスタンスは、2018年は258.05ヤードと2017年の255.16ヤードを上回った。新たな自信を胸に、2019年は2年ぶりの勝利へ本腰を入れる。
200ヤード以上は「運べて狙える」ローグ

「この2本のおかげで、昨年はかなり2オンを増やすことできました」とセカンドショットで、欠かせない存在

「ローグ」の3+

「トライフィット プロツアー1」。5I~PW
グリーン周りは「グラインドスタジオ」の58度一本で寄せる

ウェッジは2本。「グラインドスタジオ」の58度は「1本でなんでもできるようになるのが理想」と、グリーン周りではこの一本で勝負している

アプローチで多用する58度「グラインドスタジオ」
パターはグリーンの状況次第で使い分ける

オデッセイ「EXOセブン」。「ミルドコレクションTXパター2M」など、複数本を使い分ける

2本のUTはシャフト重量に20グラムの差をつけた

PHOTO/Masaaki Nishimoto
週刊GD2018年3月12日号より
