2018年もドライビングディスタンス部門2位と飛ばし屋の存在感を見せた穴井詩。新シーズン開幕はまもなく、彼女のクラブセッティングを覗いた。
飛び様、打感、すべてがマッチ「M3ドライバー」
「自分にとって、ひとつのチャレンジで転機となった一年でした」と2018年を振り返った穴井。
それは、クラブ契約をフリーにして、多くのクラブを一新して臨んだためだ。
「M3は見た目や打感、飛び方などすべてが自分の理想に近かった。私は構えて、クラブを置いたときのフィーリングを重視しますが、振る前から『これだ!』という感覚が、このクラブにはありました」
ドライバーを決めたことで「自分のスウィングのベースを崩すことなくできました」とアイアンとの距離を埋める番手もすぐに決まった。
UTは4番をM4、5番をローグと変化をつけているが、これには狙いがあるという。
4UTは「M4」、5UTは「ローグ」
「M4はバチンと弾いて飛距離が欲しい時、ローグはアイアンのように狙っていきたいときに、という意図で使い分けています。これまでは距離感だけで選んでいたのですが、『ウッド寄り』と『アイアン寄り』に分けています」
ドライビングディスタンスは、2018年は258.05ヤードと2017年の255.16ヤードを上回った。新たな自信を胸に、2019年は2年ぶりの勝利へ本腰を入れる。
200ヤード以上は「運べて狙える」ローグ
グリーン周りは「グラインドスタジオ」の58度一本で寄せる
パターはグリーンの状況次第で使い分ける
2本のUTはシャフト重量に20グラムの差をつけた
PHOTO/Masaaki Nishimoto
週刊GD2018年3月12日号より