ピンが近い場合バンカーショット、プロは高く上げてトントンピタ。このショット、アマチュアにも打てるのか? 2018年初シードを獲得した大槻智春プロは「勇気を持ってフェースを開くことです」と言う。大槻プロにその打ち方を教えてもらった。
【ピンが近いバンカー】スタンスは開かず、フェースだけ開く
大槻 アドレスで飛ばない状態を作っておくことが何より大事です。必要なのは「フェースをしっかり開く」こと。注意したいのはセットアップの順番。フェースを開いてから、グリップを握り直します。
大槻 フェースは開いても、過度なオープンスタンスは必要ありません。カット軌道で切るような動きは、ヘッドが砂に潜りやすいのでミスになりやすいんです。
フェースを開いてから握り直す
大槻 体の正面にクラブをセットしてそこから目一杯開く。その状態でグリップを握り直してボールにセットします。手が前に出すぎないように、体の真ん中に収めます。
【STEP①】スクェアな状態を作る
【STEP②】フェースを思い切り開く
【STEP③】開いた状態でグリップをする
【完成】重心を落としてアドレス完成
注意! 過度なオープンスタンスは必要ありませんよ
振り幅は通常の3倍でフォローに向かって大きく振る
大槻 大きく振っても飛ばない構えをしているので思い切って振ります。通常の3倍の大きさで振るイメージで、ボールではなくフォローに向かって振ります。打ち込まずに体の回転でサラッと振り抜きます。
バンカーが得意という大槻プロによる「ふわっと上がってトントンピタ」ショット。コースで試してみてはいかが。
週刊GD2019年3月5日号より
バンカーショットを試しに名コースへ。北海道の名コース旅行↓