【解説・試打/合田洋プロ】
1994年日本プロの覇者。アマチュアを中心にレッスンを展開中。豊富な試打経験からクラブ、ボールなどの性能を的確に分析する。
【評価方法】
ドライバー、アイアン、アプローチ、グリーン上で試打。飛距離はドライバーを中心にアイアンも含めた飛び性能でチェック。スピンはアイアンを中心にアプローチも含めたスピンのかかりやすさで評価。打感は5が最も柔らかく、1に近いほど硬めのフィーリング。球の高さは、打ち出しが高いほど5と評価。合田プロの1Wは「キャロウェイX2HOT」、アイアンは「ツアーB X-BL」
![画像: 【ボール分析②】新「テーラーTP5」「TP5x」「ミズノRBツアー」「ホンマTW-X」「クロムソフト」新作ツアーボールを合田洋プロが試打検証](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/26/189efadb729c426f6713928ba0c9431f30a0a82b_xlarge.jpg)
ドライバーを飛ばしたい人は「RBツアーX」、試す価値あり
合田プロ ドライバーの飛距離性能で特に評価したいのが、ミズノの「RBツアー」シリーズですね。とくに「RBツアーX」はやや硬めの軽い打感で初速が速いです。打ち出しも高く、大きなキャリーでドーンと飛んでいく感じ。打っていてとても爽快感があります。ツアーボールでも、とにかくドライバーを気持ちよく飛ばしたい人におすすめです。
「RBツアーX」(ミズノ)
![画像: 構造:4ピース ディンプル数:360 参考価格6430円(1ダース)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/26/b5776bb052d8d9b19e610dec65d2a1735e02a216.jpg)
構造:4ピース ディンプル数:360 参考価格6430円(1ダース)
![画像: 打感は5が最も柔らか、打感1は硬めの印象(以下同)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/26/5f5cac7aec5734a1a2b92efb8c3c00034880a8e6.jpg)
打感は5が最も柔らか、打感1は硬めの印象(以下同)
ドライバーは高打ち出し&低スピンで、飛ばすのに最適な弾道を描いてくれます。初速も出るので「これは飛んだな」と実感できるボール。アイアンは高い打ち出しで、スピンよりも高さで止めるタイプです。アプローチは打感が少し硬めですが、思ったよりもスピンはかかります(合田プロ)
「RBツアー」(ミズノ)
![画像: 構造:4ピース ディンプル数:360 参考価格6480円(1ダース)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/26/9f51b752dd07c694013f34189a2b7d4c7c51b58d.jpg)
構造:4ピース ディンプル数:360 参考価格6480円(1ダース)
![画像1: 「RBツアー」(ミズノ)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/26/d1007a5d8bf6efec1dbd5560f9229e26fa735984.jpg)
ドライバーは打感がソフトで、途中からスッとボールが伸びるように中弾道で飛びます。アイアンはフェースの食いつきがよく、スピン量は適度でコントロールしやすいです。アプローチは打ち出しが低く、やや球の出足が速い印象ですが、スピンは適度にかかります(合田プロ)
![画像2: 「RBツアー」(ミズノ)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/26/207cbf361f3fcbe8b2e1bfd596dd6204c5a5651e_xlarge.jpg)
この性能で1ダース4000円台は魅力。本間ゴルフ「TW-X」
合田プロ 昨年末に発売された本間ゴルフの「TW-X」も注目のツアーボールです。意外といっては失礼かもしれませんが、この価格とは思えないほどの実力の持ち主。ドライバーで打ったときは、打感硬めのディスタンス系ボールという印象でしたが、アイアン、アプローチと短い距離になるにしたがって打感がソフトになり、スピンもしっかり効いてくれる。アマチュアにすすめたくなるボールです。
「TW-X」(本間ゴルフ)
![画像: 構造:4ピース ディンプル数:326 4104円(1ダース)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/26/e0039b9b487a701cf66d9cacb7aa1f2a074d9aee_xlarge.jpg)
構造:4ピース ディンプル数:326 4104円(1ダース)
![画像1: 「TW-X」(本間ゴルフ)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/26/46dcc1de322bb6db282d9b9c6835e6683c05c3c4.jpg)
ディスタンス系に近い打ち出しの高さで打感はやや硬め。ヘッドスピードがあまり速くない人でも効率よく飛距離が稼げます。アイアンではドライバーに比べて打感がソフト。スピン量は適度にかかるという印象。アプローチは打感がソフトで、打ち出しが低く、スピンもしっかりかかります(合田プロ)
![画像2: 「TW-X」(本間ゴルフ)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/26/d61d0a7cea55851df3c0e0151ed68c612af8bc8d_xlarge.jpg)
リッキー・ファウラーが「プロV1」からスイッチ。アスリート注目の「TP5」
合田プロ 新作の「TP5」シリーズは、タイトリスト「プロV1」、スリクソンの「Zスター」、ブリヂストンの「ツアーB」シリーズに肉薄するぐらい、ツアーボールとしての総合力がアップしていますね。打ってみた感覚としては全モデルの「プロV1」に近い。
飛距離性能はもちろん、アイアンでのコントロール性能も高い。アイアンショットやアプローチで球筋や弾道を操りたい上級者向きのボールです。
「TP5x」(テーラーメイド)
![画像: 構造:5ピース ディンプル数322 オープン価格](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/26/a56d424903401ec1176d9a2832d0b603dfba1a52.jpg)
構造:5ピース ディンプル数322 オープン価格
![画像: 「TP5x」(テーラーメイド)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/26/5d9239a61f321ad218ce3a212c495d8935f3e120.jpg)
「TP5」よりも飛距離性能に優れたモデル。打ち出しが高く、スピン量は多めです。平均的なヘッドスピードのゴルファーなら「TP5x」が合うでしょう(合田プロ)
「TP5」(テーラーメイド)
![画像: 構造:5ピース ディンプル数:322 オープン価格](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/26/ebc0ed7a85f40de78e1b6959bf2f911c6549fc73.jpg)
構造:5ピース ディンプル数:322 オープン価格
![画像: 「TP5」(テーラーメイド)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/26/bf548d5a3497d2118577a454f83a04683d2340f0.jpg)
球筋や弾道を操りたいなら操作性に優れた「TP5」がいいでしょう。アイアンも打感がソフトで中弾道。アプローチのスピン量も「TP5x」より多めです。ヘッドスピードが速い人にもおすすめです(合田プロ)
クロムソフトの2モデルは打感がソフト
合田プロ どちらのモデルもアイアンでのコントロール性能が高いですね。発売から1年経っていますが、前モデルを打った印象と比べると、打音がやや高音でスピン性も高く進化しています。アプローチはどちらも打感がソフトで距離のコントロールもしやすいですね。
「クロムソフト」(キャロウェイ)
![画像1: 構造:4ピース オープン価格](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/26/6189eaa94ffb704b20db2a32123f3e5502bcb606.jpg)
構造:4ピース オープン価格
![画像: 「クロムソフト」(キャロウェイ)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/26/263f195dc5f95dfd9aaa36fd55598ba0710eafae.jpg)
「クロムソフトX」(キャロウェイ)
![画像2: 構造:4ピース オープン価格](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/26/57c5d7cc300b95ec068fa346623605667987761f.jpg)
構造:4ピース オープン価格
![画像1: 「クロムソフトX」(キャロウェイ)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/26/0ad434a2701e6f0b1cdbb4bddbbb4f98f2ecab4b.jpg)
![画像2: 「クロムソフトX」(キャロウェイ)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/26/848e1ef22bc4f00c5796ed5a60fab23a9dec1fcb_xlarge.jpg)
合田プロ 最新のツアーモデルボールをテストして感じたのは、どのモデルもドライバーでの飛距離性能が確実にアップしていること。飛距離だけではどのボールも甲乙つけがたいレベルです。自分のイメージや打ってみた感触と、ボールの"飛び様"が一致するものを選ぶといいでしょう。そのほうがスウィングにもいい影響を与えますからね。
【番外編】パターでも試打してみました
![画像3: 「クロムソフトX」(キャロウェイ)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/26/04a152d2c8808b6960d2e7a5c23d8a29aaf6f0f7_xlarge.jpg)
短い距離よりも、ミドルやロングパットのほうが違いで出ました。「プロV1」、「Zスター」の両シリーズは重みがあって打感もしっかり。ショートしがちな人向けです。打感がソフトな「ツアーB」、「RBツアー」シリーズはオーバーしがちな人に合うと思います(合田プロ)
![画像4: 「クロムソフトX」(キャロウェイ)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/02/26/cdfba7e1be622bf697f126f4021240bb62d7ad8d_large.jpg#lz:xlarge)