長年契約していたダンロップを離れ、2019年シーズンからクラブ契約フリーで試合に臨んでいる横峯さくら。彼女の現在のセッティングを覗いてみよう。
2019年からクラブ契約フリー
国内開幕戦となったダイキンオーキッドでは今回の14本(上写真)で戦ったが、1ヵ月後にはすべてのクラブが変わっている可能性もあるという。
「オフからたくさんのクラブを試して、今の自分が求めるもの、マッチするものを探しています。ほぼ決まってきているので、次のセットでおそらく決まるんじゃないかと思います」
プロゴルファーにとってクラブ契約はプレーをサポートする上で大きな存在だが、それを捨ててまでフリーに踏み切った理由は、新しいことに挑戦したかったからにほからならない。
とくにこだわったのはドライバー。「とにかくフェードが打ちやすいものを探し求めています」
フェードが打ちやすいピン「G400LST」。ロフト8.5度
アメリカに行ってからは様々な刺激を受けた。飛距離はそのひとつでもあるが「飛ばすことよりもショット力でこそ勝負できると感じた」と言う。
だからこそ、本来の持ち球であるフェードボールに磨きをかけようとしている。
ウェッジに関しても自身の感覚を重視して選んでいる。アメリカのような距離が長く、タフなコースセッティングでは「アプローチが生命線になります」とも。
フリー契約という立場の利点を存分に生かし、自分に合ったクラブを見直している横峯。悲願の米ツアー初優勝へ向け、新たな挑戦はまだ始まったばかりだ。
アクシスゴルフ「Z1ウェッジ」。48、52、58度
フェアウェイウッドも「左を消す」。ピン「G400」の3W、5W
飛距離と操作性を兼ね備える「M5」アイアン
ウェッジと同じ「アクシスゴルフ」をチョイス
あらゆるクラブを試し中、現時点の14本
PHOTO/Hiroyuki Okazawa
週刊GD2019年4月2日号より