今週の通勤GDは伊澤利光プロの「イザワの法則」。2001年当時、賞金王を獲得できた要因に、ドライバーの安定が大きかったと伊澤プロ。我々アマチュアが、もっと正確に、もっと遠くに飛ばすためのポイントを聞き出した。

【通勤GD】通勤GDとは‟通勤ゴルフダイジェスト”の略。世のサラリーマンゴルファーをシングルに導くために、月曜日から金曜日(土曜日)までの夕方に配信する上達企画。ワンテーマを3回~6回のシリーズでお届け。帰りの電車内で、もしくは翌朝の通勤中、スコアアップのヒントを見つけてください。

伊澤利光プロ
1968年生まれ。プロも憧れる美しいスウィングの持ち主。2001年、03と2度賞金王に輝き、2001年マスターズで4位入賞。都内の大崎と碑文谷に「伊澤ゴルフアカデミー東京」を開校。
公式ホームページはこちら

GD 伊澤プロの最初の賞金王は2001年でした。年間5勝を挙げて、獲得賞金総額もそれまでの尾崎将司プロの記録を抜いて史上1位(2億1793万4583円)になりました。2位の片山晋呉プロと8000万円以上の大差がつきましたが、途中からは余裕だったのでしょうか。

伊澤 いえいえ、その年は私も含めて賞金1億円を超えた人が5人くらいいましたから、誰でも賞金王になる可能性はあったんです。それに私自身は過去に賞金王になったことがないわけですから、どれだけリードしていても安心ということはなかったですね。

GD なるほど、賞金王がきまってあとは日本シリーズを残すのみとなった時の心境はいかがでしたか?

伊澤 賞金王は確定しましたけど、ジャンボさんの記録を超えられるかどうかというのがまだあったので、そのプレッシャーはありましたね。

GD 2001年は獲得賞金の記録を塗り替えるほどシーズンを通して好調を維持したわけですが、その最大の要因は何だったと思いますか?

伊澤 振り返ってみるとドライバーが安定していたというのがいちばんじゃないでしょうか。飛距離はまあまあ(平均292.5ヤードで4位)、フェアウェイキープ率も6割くらいでしたから(59.10%)。

GD 伊澤プロの飛距離があれば、そのくらいフェアウェイにボールが飛んでくれればスコアは作りやすいと。

伊澤 もちろんパットが入る入らないとかは、試合ごとにあるんですが、その年は「可もなく不可もなく」て1アンダーくらいの感じでしたね。よほどダメでも3オーバーくらいまでという感じで、スコアの波はなかったです。

GD シーズンを通して、特に印象に残っている試合はありますか?

伊澤 2001年は太平洋マスターズでジャンボさんと初めて最終日最終組になったんですね。その時は、これに勝つのが恩返しだと思って特別気合が入ったのを覚えています。途中、少し差が開いてきてからの「もうお前が優勝だな」っていう、激励なのかプレッシャーなのかわからないジャンボさんの"口撃"には参りましたけど(笑)。それでも目の前で優勝できたのはよかったです。

【通勤GD・今日のポイント】飛ばしたいときは、スタンス広めで上体リラックス

画像1: 【通勤GD】伊澤利光「イザワの法則」Vol.14 トップから加速しつづけるのが飛ばせるスウィング! ゴルフダイジェストWEB
画像2: 【通勤GD】伊澤利光「イザワの法則」Vol.14 トップから加速しつづけるのが飛ばせるスウィング! ゴルフダイジェストWEB

イザワの法則/フィニッシュまでノンストップで加速していくイメージ

画像: 力を入れて打つのではなく、最後までスムーズに振り切ることが飛距離を伸ばすためには大切

力を入れて打つのではなく、最後までスムーズに振り切ることが飛距離を伸ばすためには大切

画像: 「飛ばしたい」と思うだけで勝手にスタンスは少し広くなる。飛ばしたいからスタンスを「広げる」というのは、力みや振りすぎの原因に

「飛ばしたい」と思うだけで勝手にスタンスは少し広くなる。飛ばしたいからスタンスを「広げる」というのは、力みや振りすぎの原因に

伊澤プロの飛ばしのドライバースウィング

画像: インパクトに力点があると、当たってから減速するスウィングになる。フィニッシュまで振り抜くことに意識があれば、当たった後もヘッドが加速して飛距離が出る

インパクトに力点があると、当たってから減速するスウィングになる。フィニッシュまで振り抜くことに意識があれば、当たった後もヘッドが加速して飛距離が出る

伊澤利光「イザワの法則」は毎月21日発売の月刊GDで最新連載が読めます!

いちばん分かりやすい新ルールの本「ゴルフルール早わかり集」はこちら↓

ドライバーの練習、本番力の上達、に最適「グアムの名コースが回り放題」の旅行です↓

This article is a sponsored article by
''.