![画像: 【解説/飯島 茜】 1983年千葉県生まれ。05年から12年連続でシード権を獲得し続けた実力派。07年には日本女子プロ選手権で優勝。ツアー通算7勝](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/04/26/68023bf55a860c0b145126d85cb079c0289b5605_xlarge.jpg)
【解説/飯島 茜】
1983年千葉県生まれ。05年から12年連続でシード権を獲得し続けた実力派。07年には日本女子プロ選手権で優勝。ツアー通算7勝
手先ではなく肩を回すことが大切
── 簡単なはずのUTが、なぜかうまく打てません。
飯島 UTだからといって打ち方を変えようとしていませんか? ウッドのように打つのか、アイアンのように打つのか、迷うから苦手に感じるんです。私はUTに限らずどのクラブも同じイメージ。クラブによってスウィングを変えるから、複雑になるんです。
── 一番大切なポイントは?
飯島 肩を回して、十分な捻転差をつくって打つことが大切です。体をしっかりねじるには、手先で上げてはいけません。
── 手打ちしないコツは?
![画像: “重いゾウさん”を運ぶイメージだと肩がしっかり回る](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/04/26/2862b4be961b03724234436d3386ee70b963cb4b_xlarge.jpg)
“重いゾウさん”を運ぶイメージだと肩がしっかり回る
飯島 重いものを持ってスウィングする感覚が必要です。ゾウのぬいぐるみのように重いものを持ち、ねじろうと思ったら手だけでは動かせませんよね。この動きができれば、体でしっかりクラブを上げることができるんです。
体を使うための3つのポイント
【ポイント1】トップで左肩があごの下に
トップで左肩があごの下におさまれば、しっかり捻転ができている証拠。手先で上げると、肩が回らなくなる。ダウンスウィングからフォローにかけても、体を回す意識が大切。
![画像1: 体を使うための3つのポイント](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/04/26/6165f4198b71b0fee700d913e59c69f9858a1d5b_xlarge.jpg)
【ポイント2】トップで右股関節に体重を乗せる
腰や肩をしっかり回してバックスウィングすれば、右股関節の上に体重が乗ったトップをつくることができる。手先だけでクラブを上げると、上半身が回転せず右股関節に体重が乗らない。
![画像2: 体を使うための3つのポイント](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/04/26/c0d9575a71d33aeb139f235be2e4c78b399a7dd0_xlarge.jpg)
【ポイント3】テークバックで胸を右に向ける
肩の回転を意識しづらい人は、胸を回すイメージを持ってみよう。バックスウィングで胸を飛球線後方に向ければ、自然に肩や腰も回り、捻転のあるトップをつくることができるはずだ。
![画像3: 体を使うための3つのポイント](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/04/26/04e7225c9ff63d21811ec63a0a712fd89bcdd448_xlarge.jpg)
「太い筒の中で回ってるイメージです!」(飯島プロ)
![画像4: 体を使うための3つのポイント](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/04/26/10745acc7c449179aec3909fbfdda4c83928422d_xlarge.jpg)
飯島 あとは切り返しで左足に踏み込んでスウィングするだけです。手先だけを動かして捻転のないトップをつくると、左に踏み込めと言われても、その感覚がわかりません。下半身主導の動きさえマスターすれば、インパクト以降は、フィニッシュまで振り切るだけですよ。
バーディが狙えるUTの打ち方レッスン後編に続く
PHOTO/Yasuo Masuda
TEXT/Yusuke Ozawa
週刊GD5月7・13日号より