ミズノ、タイト、ナイキ、そしてテーラー。名器を使い、名器を生み出すタイガー・ウッズ
![画像: ミズノ、タイト、ナイキ、そしてテーラー。名器を使い、名器を生み出すタイガー・ウッズ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/05/07/bd5d7e3c8f4f0fb151b905468e8c453480d003da_xlarge.jpg)
1996年のプロ入りから23年目のタイガー・ウッズ。今年のマスターズ優勝で完全復活を遂げ、メジャー通算勝利数を15、PGAツアー通算勝利数を81に伸ばした。
ここまで勝利を積み重ねられた理由は、自由自在に球を操るアイアンショットにある。
タイガーがアイアンに求めるのは「手に受ける感覚」だという。それは亡き父から「手がクラブとの唯一のコンタクトポイントである」と言われたことがルーツであり、それがマッスルバックを使い続ける理由だ。
プロ入り時は「MP-29」と「MP-14」のマッスルバックコンボ
プロ入り時はミズノ「MP-29」と「MP-14」のコンボで、その後、タイトリスト、ナイキ、テーラーメイドと使用メーカーは移るが、「TW」のバッグにはつねにマッスルバックが入る。
【1997】ミズノMP-29(2I~4I)、ミズノMP-14(5I~PW)
![画像: スタンフォード大学時代から「MP」を愛用。プロ転向後もしばらくは使いなれたこのアイアンを使用していた](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/05/07/1892aa86c8745150340cfb514b578ada361fe646_xlarge.jpg)
スタンフォード大学時代から「MP」を愛用。プロ転向後もしばらくは使いなれたこのアイアンを使用していた
【1998】ミズノMP-29(2I)、タイトリスト タイガープロト(3I~PW)
【1999】タイトリスト タイガープロト(2I~PW)
【2002】ナイキ フォージド ブレードプロト(2I~PW)
![画像: ナイキのプロトタイプにはブレードの厚みで2タイプあった。当初は薄いモデルを使用していたが、のちに厚いものに移行(写真は2003年の使用クラブ)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/05/07/4299bd324bdc7f46c695350d7a4d257367ad44fd_xlarge.jpg)
ナイキのプロトタイプにはブレードの厚みで2タイプあった。当初は薄いモデルを使用していたが、のちに厚いものに移行(写真は2003年の使用クラブ)
【2006】ナイキ TWフォージド(3I~PW)
【2008】ナイキ VRフォージドTWブレード(3I~PW)
【2011】ナイキ VRプロフォージド TWブレード(3I~PW)
【2015】ナイキ ヴェイパープロTWブレード(3I~PW)
【2017】TGRブレードプロト(3I~PW)
【2018】テーラーメイド TW-PHASE1プロト(3I~PW)
【2019】テーラーメイドP-7TW(3I~PW)
2019年マスターズ優勝アイアン「P-7TW」
![画像: マスターズの復活優勝を支え、パーオン率は4日間で80.56%を記録。狙いすましたアイアンショットがあればこその数字だ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/05/07/e7c51754e868cd46dec68cc9225a3eece4a3dcf7_xlarge.jpg)
マスターズの復活優勝を支え、パーオン率は4日間で80.56%を記録。狙いすましたアイアンショットがあればこその数字だ
![画像: 2019年マスターズ優勝アイアン「P-7TW」](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/05/07/669e073930d4748a1a53fac97a7334bdea9a425b_xlarge.jpg)
タイガーの好みは「トップラインは薄く、ブレード本体は肉厚」が基本
2019年ファーマーズインシュランスから投入した「P-7TW」。ブレード内部にタングステンを入れ、フィーリングをよくしたモデル。発売後、即入荷待ち状態だ。
![画像: タイガーとテーラーメイドが共同で作ったモデルだ](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/05/07/f8bf2df9928e68ad4c1423aaac61385914d1fb09_xlarge.jpg)
タイガーとテーラーメイドが共同で作ったモデルだ
平成のマッスルバック名器図鑑
1989年発売 ミズノMS-11
![画像1: 平成のマッスルバック名器図鑑](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/05/07/62f92d9a0211120b68e4bf0f52b6f38ea516a9fd_xlarge.jpg)
名器「TN-87」は初~中級者には使いこなすのが難しく、やさしくアレンジした「MS-11」は一世を風靡した。
1996年発売 ブリヂストン J'sチタンマッスル
![画像2: 平成のマッスルバック名器図鑑](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/05/07/92bd20b00795ae0bd88d795b9c538540f7691543.jpg)
ハイブリッド型マッスルの先駆け。キャビティ構造の空洞部分に重量の軽いチタンを埋め込み、やさしさをプラス。ジャンボ尾崎が愛用した。
2001年 ミズノ MP-33
![画像3: 平成のマッスルバック名器図鑑](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/05/07/e3cf9f7249ba350c0702212f9382934d76e82489.jpg)
MPアイアンを象徴する「MP-33」。2年周期でモデルチェンジするクラブが主流のなか、10年以上販売し続けた。ミズノの大ヒットアイアン。
2002年発売 タイトリスト 690・MB
![画像4: 平成のマッスルバック名器図鑑](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/05/07/63a2057f068850fee00ace79b4ae7486572b9abd_xlarge.jpg)
タイトリストが誇るアイアンの名器。これぞ「ザ・マッスル」。オリジナルの「690MB」のライ角をアップライトにしてつかまりを良くしたのが、この「690・MB(690ドットMB)」
2003年 ブリヂストンツアーステージ MR-23 USブレード
![画像5: 平成のマッスルバック名器図鑑](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/05/07/da5333682b90a2eae20c1ca72c1fab9c5eab5363.jpg)
23の由来は、監修の丸山茂樹が好きな番号であったこと。小ぶりヘッドと接地面積を少なくしたソールは、PGAツアーの厳しいラフコンディションでの「抜けの良さ」を意識した機能。
![画像6: 平成のマッスルバック名器図鑑](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783386/rc/2019/05/08/1de8a6f3add9bd828eaf0dbb0e64b141e621f872.jpg)
週刊GD2019年5月7日・14日合併号より
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