データ解析で分かった藤枝さんの弱点“ハンドファースト打ち切れない”をどう克服するか。実際の体の動かし方を市原プロに伝授してもらおう。
画像: 【先生】市原弘大プロ 2018年、ツアー選手権とダンロップフェニックスで2勝し、トップ選手に。5年前からトラックマンで弾道数値をチェック

【先生】市原弘大プロ
2018年、ツアー選手権とダンロップフェニックスで2勝し、トップ選手に。5年前からトラックマンで弾道数値をチェック

画像: 【生徒】藤枝真之さん 30歳でゴルフ歴1年ながら、平均スコア105。飛距離に不満がある。

【生徒】藤枝真之さん
30歳でゴルフ歴1年ながら、平均スコア105。飛距離に不満がある。

手は遅れて動く感覚を忘れずに!

藤枝 腰の意識はなかった…。

市原 ぼくの場合は、トップで左のお尻を目標に向けて、インパクトでは左の腰を目標に向けるイメージで振っています。そのとき、両足の内側で体重を支えると腰はスムーズに回りますよ。

画像1: 手は遅れて動く感覚を忘れずに!

藤枝 こんなに腰を回すんですか?

市原 例えば、インパクトでヘッドを止めて、そこから押そうとすると、手だけじゃ押せませんよね? 右腰から腹筋まで力を入れて、左の腰を回しながら右腰を押すと、どうですか?

藤枝 すごく力が入ります!

市原 腰が先行して、手が遅れて動く感じもわかると思います。テークバックもこれと同じで、腰から先に回すといいんです。

【レッスン①】手は腰を回す反動で動かす

画像: 「腰を押し込むと肩も深く回ります」(市原)

「腰を押し込むと肩も深く回ります」(市原)

画像: 「胸はあとからついていきます」(市原)

「胸はあとからついていきます」(市原)

画像: テークバックでは、アドレスの右腰の位置まで左腰を回す。左腰が動かないのは「手打ち」

テークバックでは、アドレスの右腰の位置まで左腰を回す。左腰が動かないのは「手打ち」

これがお手本! 市原プロのアイアンショット
トップとインパクトで、腰の向きが大きく変わっているのかがわかる。腰の回転が先行し、手とクラブが後から動くことで、強い力が発生する。

画像2: 手は遅れて動く感覚を忘れずに!

【レッスン②】インパクトの形で重いものを押してみよう

ヘッドを止められた状態で、インパクトの位置から押していく。手だけではほとんど押せず、腰を回すことで力が出るのがわかる。

画像: ヘッドを腰の回転で回す。「腹筋を使うと力が伝わるんですね」(藤枝)

ヘッドを腰の回転で回す。「腹筋を使うと力が伝わるんですね」(藤枝)

【市原`sワンポイント】 右腰はボールの上で押す

腰を左に回す際、左足の内側で体を支える感覚で、右腰を強く左に押し込みながら回すのがいい。

画像: 〇左足内側を軸に右腰を左に押し込む

〇左足内側を軸に右腰を左に押し込む 

【さらに‼】テークバックでも押してみよう!

テークバックでも、まず腰を回転させ、その力で腕とクラブを上げていく。左わき腹を縮めながら、右腰を真後ろに引くと、強い力で回れる。

画像3: 手は遅れて動く感覚を忘れずに!

【After】藤枝さんのアイアンショット

腰は動くようになった

レッスン後には、左腰の動きが大きくなり、腰の回転でクラブを操作する感覚が出てきた。合格点まではあと、ほんの少し!

画像: ハンドファーストにできなかったのが残念!

ハンドファーストにできなかったのが残念!

藤枝さんレッスン後の7Iショットデータ
データを見ても、入射角が鋭角になり、インパクトロフトが立ってきた。

画像1: 【After】藤枝さんのアイアンショット

藤枝さんのレッスン前データ

画像2: 【After】藤枝さんのアイアンショット

月刊GD2019年6月号より

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