トッププロ技の代名詞でもあるスピンアプローチ。実は、これはそこまで難しい技術ではなく、ヘッドを加速させるポイントさえわかれば打てるようになると中村プロはいう。その4「スピンアプローチ編」
画像: 【解説】中村龍明プロ なかむらたつあき。1965年生まれ愛知県出身。米ツアーに参加したことがあり、海外のティーチングプロとも親しい。頭脳派プロ

【解説】中村龍明プロ
なかむらたつあき。1965年生まれ愛知県出身。米ツアーに参加したことがあり、海外のティーチングプロとも親しい。頭脳派プロ

フェースに乗っている時間がポイント

── スピンアプローチのポイントを教えてください。

中村 スピンをかけたいと思うと、ダウンスウィングでヘッドを勢いよく上からガツンと入れがちです。その打ち方でもスピンはかかるかもしれませんが、距離感が合わせにくくスピンのかかり方もマチマチになってしまいます。

画像: フェースに乗っている時間がポイント

中村 プロのように距離感を合わせながらスピンをかけたい場合、インパクト以降のヘッドスピードを上げなくてはいけません。フェースとボールの接地時間が長くなればスピンが効き、ボールコントロールもしやすいので距離感が合わせやすくなります。

右手首の変えずに打つ。フェースに乗る時間が長くなる

ポイント フェースにボールを乗せる感覚で振り抜く

スピンをかけるには、フェースとボールの接地時間を長くすることがポイント。そのためには、インパクトからフォローにかけボールをフェース面に乗せるように動かしたいので、右手甲の角度を変えずにヘッドスピードを上げながらボールを押すように打っていく。

画像: 右手首の変えずに打つ。フェースに乗る時間が長くなる
画像: フォローまでフェースを開かずにボールを包み込むイメージを持つ

フォローまでフェースを開かずにボールを包み込むイメージを持つ

タイガー・ウッズのスピンアプローチ

画像: フォローまで右手甲の角度が変わらないのがわかる

フォローまで右手甲の角度が変わらないのがわかる

PHOTO/Tadashi Anezaki

週刊GD2019年5月21日号より

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