最後に、狭いホールやアゲンストのときに使うドライバーの〝ローボール〞について、中村プロに話を聞いた。その5「ローボール編」
バックスピン量を減らすことが目的
── 最後はローボールの打ちを教えてください。
中村 ドライバーでローボールを打つ時、大切なのがヘッドの入射角です。なぜなら、球が吹き上がる原因となるバックスピン量を減らすため、ボールをなるべく横からとらえたいからです。
中村 そのためには、ダウンで右ひじを伸ばすように使います。ヘッドが遠回りして下りてくるので、入射角がゆるやかになり横からボールをとらえやすくなります。アマチュアの方でもプロのようなローボールが打てるようになりますよ。
右ひじを絞らずに横から叩く
ポイント① 可能な限り低くティアップする
フェースの下部は中心よりロフトが立っているので、下に当たれば必然的に低い球が打ちやすくなるため、低くティアップする。
ポイント② 右ひじを伸ばすとヘッドが遠回りして入射角がゆるやかに
トップからダウンでの切り返しで右ひじだけを伸ばすと、ヘッドが遠回りするためインパクトの入射角がゆるやかになる。ボールを横から叩きやすく、低い球が打ちやすい。
タイガーのロードライバーショット
PHOTO/Tadashi Anezaki
週刊GD2019年5月21日号より