パッと見では似た感じに見えても、キャロウェイの「マックダディ」ウェッジ、「MD4(マックダディ4)」と「マックダディ フォージド」はまったくの別ものです、と試打を担当した堀越良和プロ。「日本の芝に合うのはキャロウェイなら『MD4』です。日本はフェアウェイで球が少し浮くので重心位置が高いモデルのほうが芯に当てやすい」と語る。さて、気になる試打結果はいかに?
画像: 【試打・解説】堀越良和プロ 週刊ゴルフダイジェストで20年以上にわたりクラブ試打を担当しているキング・オブ・試打。わかりやすいレッスンにも定評がある。

【試打・解説】堀越良和プロ
週刊ゴルフダイジェストで20年以上にわたりクラブ試打を担当しているキング・オブ・試打。わかりやすいレッスンにも定評がある。

試打方法:細かなデータをGC2で計測。ボールはプロV1x
58度のウェッジで50Yのアプローチを5回実施し、いちばん上と下を除く3球の平均を取った。スピン量が多ければボールは止まりやすく、打ち出し角が高ければ高さで止められる。また、特殊マットでも試打することで、どこがバウンスが効く部分かを可視化した。

画像: 弾道解析機はスピン量測定に定評がある「GC2」、ボールはタイトリスト「プロV1x」を使用

弾道解析機はスピン量測定に定評がある「GC2」、ボールはタイトリスト「プロV1x」を使用

【マックダディ4】 Wグラインドソール どんな入れ方をしてもソールが滑る

画像: 【マックダディ4】 Wグラインドソール どんな入れ方をしてもソールが滑る

全体的に丸みを帯びた形状で、球を拾うイメージある。フェース表面の溝と溝の間を凸状にすることでスピン性能を高めている。

画像: どんなライでもソールが滑る

どんなライでもソールが滑る

バウンス角:12度
ライ角:64度
クラブ重さ:450g(NSプロ950GH)
50Yスピン量:多い(7910rpm)
打ち出し角:低い(32.7度)

ソールのトウからヒール。リーディングエッジからトレーディングエッジに丸みがあり、バウンスが点で使えるので、どのような入り方をしてもソールが滑ってくれる。スクェアに構えて打ってほしいです。重心が高めで日本のコースの野芝や高麗芝のフェアウェイに合います。(堀越)

【マックダディ フォージド】 Cグラインドソール スクェアに構えて使いたい人にいい

画像1: 【マックダディ フォージド】 Cグラインドソール スクェアに構えて使いたい人にいい

ヘッドは小ぶりでリーディングエッジやトップラインがスクェアなのでターゲットに対して構えやすい。

画像2: 【マックダディ フォージド】 Cグラインドソール スクェアに構えて使いたい人にいい

バウンス角:10度
ライ角:64度
クラブ重さ:462g(NSプロモーダス3 ツアー120)
50Yスピン量:多い(7910rpm)
打ち出し角:低い(32.7度)

ソール後方のトウとヒールを落とすことで、バランスをソール前方に配置し、どんなライからでも抜けが良くなっている。ソール幅が狭く、開いて使いやすいが、スクェアに構えたほうが性能を発揮しやすいでしょう。(堀越)

画像3: 【マックダディ フォージド】 Cグラインドソール スクェアに構えて使いたい人にいい

【PMグラインド19】グースネックなのに開いても使いたくなる

画像1: 【PMグラインド19】グースネックなのに開いても使いたくなる

フィル・ミケルソンが監修したウェッジ。溝と溝の間に細かな凸状の突起を設け、それを溝に対して約20度の角度をつけて配置。フェースを開いたときにスピンが効きやすくなっている。

画像2: 【PMグラインド19】グースネックなのに開いても使いたくなる

バウンス角:12度
ライ角:64度
クラブ重さ:468g(KBS REV115)
50Yスピン量:多い(7817rpm)
打ち出し角:やや低い(34.6度)

グースネックなのに、開いて使いたくなるのはこのクラブだけなのでは。フェース全面のスコアラインも特徴です。ソールの形状は抜けが抜群によく、ロブショットを打ったり、遊びたくなるウェッジです。(堀越)

画像: 2019 WGCメキシコ選手権でプレーするミケルソン(左)と試合時のセッティング。ウェッジはPMグラインド

2019 WGCメキシコ選手権でプレーするミケルソン(左)と試合時のセッティング。ウェッジはPMグラインド

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