試打方法:細かなデータをGC2で計測。ボールはプロV1x
58度のウェッジで50Yのアプローチを5回実施し、いちばん上と下を除く3球の平均を取った。スピン量が多ければボールは止まりやすく、打ち出し角が高ければ高さで止められる。また、特殊マットでも試打することで、どこがバウンスが効く部分かを可視化した。
【マックダディ4】 Wグラインドソール どんな入れ方をしてもソールが滑る
全体的に丸みを帯びた形状で、球を拾うイメージある。フェース表面の溝と溝の間を凸状にすることでスピン性能を高めている。
バウンス角:12度
ライ角:64度
クラブ重さ:450g(NSプロ950GH)
50Yスピン量:多い(7910rpm)
打ち出し角:低い(32.7度)
ソールのトウからヒール。リーディングエッジからトレーディングエッジに丸みがあり、バウンスが点で使えるので、どのような入り方をしてもソールが滑ってくれる。スクェアに構えて打ってほしいです。重心が高めで日本のコースの野芝や高麗芝のフェアウェイに合います。(堀越)
【マックダディ フォージド】 Cグラインドソール スクェアに構えて使いたい人にいい
ヘッドは小ぶりでリーディングエッジやトップラインがスクェアなのでターゲットに対して構えやすい。
バウンス角:10度
ライ角:64度
クラブ重さ:462g(NSプロモーダス3 ツアー120)
50Yスピン量:多い(7910rpm)
打ち出し角:低い(32.7度)
ソール後方のトウとヒールを落とすことで、バランスをソール前方に配置し、どんなライからでも抜けが良くなっている。ソール幅が狭く、開いて使いやすいが、スクェアに構えたほうが性能を発揮しやすいでしょう。(堀越)
【PMグラインド19】グースネックなのに開いても使いたくなる
フィル・ミケルソンが監修したウェッジ。溝と溝の間に細かな凸状の突起を設け、それを溝に対して約20度の角度をつけて配置。フェースを開いたときにスピンが効きやすくなっている。
バウンス角:12度
ライ角:64度
クラブ重さ:468g(KBS REV115)
50Yスピン量:多い(7817rpm)
打ち出し角:やや低い(34.6度)
グースネックなのに、開いて使いたくなるのはこのクラブだけなのでは。フェース全面のスコアラインも特徴です。ソールの形状は抜けが抜群によく、ロブショットを打ったり、遊びたくなるウェッジです。(堀越)
マックダディシリーズの関連記事はコチラ↓