試打方法:細かなデータをGC2で計測。ボールはプロV1x
58度のウェッジで50Yのアプローチを5回実施し、いちばん上と下を除く3球の平均を採用。スピン量が多ければボールは止まりやすく、打ち出し角が高ければ高さで止められる。また、特殊マットでも試打することで、どこがバウンスが効く部分かを可視化した。
ラフで抜群の安心感。「RTX4ツアーサテン」(クリーブランド)
ほどよい抜け加減のソール幅と、スコアラインの溝がいっそう深く、粗く仕上げられたフェース面により、さまざまなライから安定したスピン性能を発揮する。ソール形状は4タイプがラインアップされている。
「RTX4 ツアーサテン XLowソール」バウンスを使って打ちやすい
バウンス角:3度
ライ角:64度
クラブ重さ:477g(DGS200)
50Yスピン量:多い(7696rpm)
打ち出し角:やや低い(34.7度)
バウンスがソール前方にあるので、バウンス角が少ないのにうまくバウンスが効いてくれます。どんなライでも距離と方向性のコントロールがしやすく、安心して打てます。(堀越)
「RTX4 ツアーサテン Lowソール」開いたり閉じたり、操れるウェッジ
バウンス角:6度
ライ角:64度
クラブ重さ:477g(DGS200)
50Yスピン量:多い(7986rpm)
打ち出し角:やや高い(35.1度)
XLowモデルに比べてバウンスが後ろにあるので、バウンスが主張しすぎません。ローバウンスなので開いたり閉じたりとテクニックを駆使する人には合うと思います。(堀越)
「RTX4 ツアーサテン Midソール」入射角がぶれてもソールが滑ってくれる
バウンス角:9度
ライ角:64度
クラブ重さ:477g(DGS200)
50Yスピン量:多い(7799rpm)
打ち出し角:やや高い(35.7度)
ソール全体にしっかりバウンスがあるので、少し左右に打点がブレてもしっかり抜けてくれます。フェアウェイからは軽く開いて打つと距離感が合うと思います。(堀越)
「RTX4 ツアーサテン Fullソール」やさしいワイドソール、開いても使える
バウンス角:9度
ライ角:64度
クラブ重さ:477g(DGS200)
50Yスピン量:多い(7502rpm)
打ち出し角:やや低い(34.7度)
ソールに削られた跡がなく幅が広いので、ソール全体で滑ってくれます。幅広ソールですが、開いたときの顔はキレイで距離感も合うので違和感なく使えます。(堀越)
和芝に合った高重心。「RTX4 フォージド」(クリーブランド)
トレーリングエッジ(ソールのバックフェース側)を削り、余剰重量をフェース上部に持ってきたことで、芯をフェースセンターに。ボールが浮きやすい日本の芝に合わせて開発されたモデル。
「RTX4 フォージド Lowソール」開いて使いやすい顔とソール
バウンス角:8度
ライ角:64度
クラブ重さ:472g(DGS200)
50Yスピン量:多い(7322rpm)
打ち出し角:高い(36度)
バウンスが少なく、開いて使いやすいモデル。ラフからだと抜けがよすぎて、フェースの上っ面に当たってしまうことも。ラフからは開かずに打ったほうがいいでしょう。(堀越)
「RTX4 フォージド Stdソール」やや出っ歯なので、ゆるやかな入射角が合う
バウンス角:10度
ライ角:64度
クラブ重さ:477g(DGS200)
50Yスピン量:多い(7720rpm)
打ち出し角:やや高い(35.2度)
Lowソールモデルと比べると、ソール幅が広く、リーディングエッジが出ています。出っ歯な分、上から打ち込むと刺さる可能性があるので入射角はゆるやかに入れたいですね。(堀越)
ラフの抜けなら「フォージド」が上
日本の芝に合うのは、やはりフォージド。フェアウェイで球が少し浮くので重心位置が高いモデルのほうが芯に当たりやすいはずです。どちらもラフでの抜けがいいですが、あえていうならフォージドです。(堀越)
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