2018年は話ーストの賞金ランキング44位にまで後退し、今季は巻き返しを期す小田孔明。雪辱を晴らすべく、組み上げた最新のセッティングのシャフトにも注目してみよう。
セッティング一新で復活に“光明”
ディープフェースの「TW747-460」ドライバー
「今年からドライバーをホンマTW747のジャスティン・ローズと同じモデルにしたのですが、風に強く、アゲンストでも球が飛んでくれる。自分は強めのフェードが出るクラブが好き。球がつかまりすぎるクラブは好きではないのですが、これは最初に打ったときから左にいかない感じがしたので、すぐに気に入りました。飛距離も280ヤードぐらい出て、去年と比べると平均で10ヤードぐらい伸びていると思います」
「TW737Vs」アイアンにカーボンシャフトを入れた
さらに4~9番までのアイアンには、昨年までのスチールから新たにカーボンシャフトを装着。可能な限り体に負担をかけずに、飛ばせる工夫も施した。
「カーボンは使う前までは『ボヨーンとした球になる』とか『飛びすぎる』という不安が正直ありましたが、使ってみたらすごく良かった。球が上げやすく、コントロールもできるので今では『簡単に思い通りの弾道になる』といいイメージを持つようになりました」
ドライバーで飛距離を稼ぎ、アイアンでは、ピンにピタリと寄せる。そんな本来のゴルフを完全に取り戻すことができれば、2014年以来となる久々の勝利も夢ではない。
3Wは伊澤利光から譲り受けたタイトリスト「TS2」
短い番手は“スチール”を継続
グリーン周りは不動の2本体制 52 58度
パターは数本を使い分ける
ウェッジ以外はすべてカーボンシャフトのX
PHOTO/Masaaki Nishimoto
週刊GD2019年6月25日号より