ドライバーショットを曲げて隣のホールから打つことが多いです。林でセパレートされているため、安全にと木の下を狙って打つのですが、林を越えるように上から打つのと実際はどちらが確率が高いですか?(29歳 HC22)
【回答/田村尚之プロ】
トップアマから49歳でプロ転向した異色のゴルファー。倉本昌弘から背中を押されてプロになったのは2013年。50歳を迎えてからはシニアツアーを主戦場として活躍中
まあ、その時の状況にもよりますが、おおむね木の下を通すほうが安全でしょうねえ。トップしようが、ダフろうが、基本的にはそのクラブのロフト以上にボールは上がりませんから。
木の上を越そうとして、もしトップでもしたらロフトどおりにボールが上がらず、木に当たってまた林ということも結構あるかと思います。木を越そうとしてヘッドアップもしやすいですしね。
ただ低い球で隣のホールや林からボールをフェアウェイに戻そうとした場合、キャリーが少なくて、フェアウェイまで出なかったり、転がりすぎて反対側のラフや林に打ち込んでしまうケースもよく見受けられます。とくにラフが長くなりやすい夏場にはね。
ですから普段練習場で練習するときに、ほんの何球かでもいいので、ミドルアイアンで30~50ヤードくらいのショットを遊び感覚で打っておくようにしましょう。
なんとなくその番手でこのくらい振ったらどのくらい飛ぶかの感覚を植えつけておくだけでも、いざコースでそうなった場合に安心できますから。
でも隣のホールまで曲がるということは相当パワーがおありになるのでは……。それは喜ばしい限りですよ。
田村尚之ゴルフQ&A