小ぶりな軟鉄鍛造マッスルは操作性に優れ、格好がいい。しかし、手にするにはハードルが高いのも事実。今回は適度なサイズ感で見た目も難しすぎず、操作性にも優れた「グッドバランスアイアン」11モデルをクラブフィッター小倉勇人さんが試打分析!

球を操ることができて、ミスもカバー。いわゆる「グッドバランスアイアン」

キャロウェイならば「APEX」、タイトなら「AP2」…

画像: 「芯を喰ったときのぶ厚くて心地よい打感は病みつきになります」。試打は片手シングル&クラブフィッターの小倉勇人氏

「芯を喰ったときのぶ厚くて心地よい打感は病みつきになります」。試打は片手シングル&クラブフィッターの小倉勇人氏

今回試打分析するのは、適度なサイズがありフトコロが広めのグッドバランスアイアン。見た目のプレッシャーが少なく、それでいて球筋が打ち分けやすい。ミスしても曲がり幅をそこそこ抑えてくれるのもポイントだ。試打はすべて7番アイアンを使用した。

モデル1 APEX(キャロウェイ)

画像1: モデル1 APEX(キャロウェイ)
画像2: モデル1 APEX(キャロウェイ)

適度なサイズでフトコロ広い系
ブレードが厚めで丸いカタチのキャロウェイならではのやさしさもあります。距離が出つつ、振動吸収材による打感の良さを感じます。

画像3: モデル1 APEX(キャロウェイ)
画像: ソール幅が意外に広めでダフリ気味に入っても滑ってくれる

ソール幅が意外に広めでダフリ気味に入っても滑ってくれる

モデル2 718AP2(タイトリスト)

画像1: モデル2 718AP2(タイトリスト)
画像2: モデル2 718AP2(タイトリスト)

プロも使える先進キャビティ
思いのほか球の曲がりが少ないタイプ。トウ側が逃げていて左のイメージを消しているし、飛びすぎることがありません。

画像3: モデル2 718AP2(タイトリスト)
画像4: モデル2 718AP2(タイトリスト)

モデル3 i210(ピン)

画像1: モデル3 i210(ピン)
画像2: モデル3 i210(ピン)

欲張りな人を満足させる完成度の高さ
球筋を打ち分けやすいサイズで、打感がソフト。フェースのどこに当たったかがわかりやすい。しかも、やさしくて飛びます。

画像3: モデル3 i210(ピン)
画像: 打点裏の振動吸収材により、やわらかい打感と打点のフィードバックがある

打点裏の振動吸収材により、やわらかい打感と打点のフィードバックがある

モデル4 CB501(ヨネックス)

画像1: モデル4 CB501(ヨネックス)
画像2: モデル4 CB501(ヨネックス)

セミラージサイズで安心感がある雰囲気
サイズは大きめ、カドが取れて丸みを帯びたやわらかい顔つきで、やさしく構えられます。操作性も直進性もほどよくあり。

画像3: モデル4 CB501(ヨネックス)
画像: バックフェースにグラファイトを複合してズシッとした心地よい打感に

バックフェースにグラファイトを複合してズシッとした心地よい打感に

モデル5 CB301(ヨネックス)

画像1: モデル5 CB301(ヨネックス)
画像2: モデル5 CB301(ヨネックス)

イメージした弾道でグリーンを狙い撃ち
フェースの上下は低くても、左右の長さはそれなりに。重心がほどよく高そうで、距離やスピン量をコントロールしやすいです。

画像3: モデル5 CB301(ヨネックス)
画像: うっすらグースがついているが、トウ側が逃げていてつかまりすぎない

うっすらグースがついているが、トウ側が逃げていてつかまりすぎない

モデル6 MB501(ヨネックス)

画像1: モデル6 MB501(ヨネックス)
画像2: モデル6 MB501(ヨネックス)

タテ・ヨコのブレを抑えた"重い"弾道
マッスルならではのズンとしたぶ厚い当たりで、風に負けない重くて強い球が出ます。ミスをしても距離のブレ幅が少ない。

画像3: モデル6 MB501(ヨネックス)
画像: ブレードは長めなので余分なサイドスピンが抑えられて球がヨジれない

ブレードは長めなので余分なサイドスピンが抑えられて球がヨジれない

モデル7 MC501(三浦技研)

画像1: モデル7 MC501(三浦技研)
画像2: モデル7 MC501(三浦技研)

外見はシャープでも打つと曲がりにくい
トップラインがシャープで操りやすさがありながら、直進性も備わっています。ソールの抜けが良くて、スピンがしっかり入る

画像3: モデル7 MC501(三浦技研)
画像: ボールをしっかり押し込む手ごたえがあり、強くてブレない球が出る

ボールをしっかり押し込む手ごたえがあり、強くてブレない球が出る

モデル8 TW747 V(本間ゴルフ)

画像1: モデル8 TW747 V(本間ゴルフ)
画像2: モデル8 TW747 V(本間ゴルフ)

スクェアな顔立ちでスッと構えられる
ROSEプロトに比べれば、ひと回り大きくネックがしっかりしてちょいグースとやさしめ。クセがないオーソドックスな顔です

画像3: モデル8 TW747 V(本間ゴルフ)
画像: 直線缶が強い顔つきで、ターゲットへ真っすぐにセットしやすい

直線缶が強い顔つきで、ターゲットへ真っすぐにセットしやすい

モデル9 TC920(フォーティーン)

画像1: モデル9 TC920(フォーティーン)
画像2: モデル9 TC920(フォーティーン)

コンスタントに結果が出せるフォージド
上からつぶしても当たりが薄くてもスピンが増えすぎず、風に強い球でタテ距離が合いやすい。アスリートが結果を出せます

画像3: モデル9 TC920(フォーティーン)
画像: カドがない卵型で、ボールを包み込んでつかまるイメージに

カドがない卵型で、ボールを包み込んでつかまるイメージに

モデル10 ミズノプロ319(ミズノ)

画像1: モデル10 ミズノプロ319(ミズノ)
画像2: モデル10 ミズノプロ319(ミズノ)

形状のひと工夫でバランスが整う
逃がし顔でも短めのヒールやちょいグースでつかまる要素がある。大きくなくてもトップラインが厚めでやさしく見えます。

画像3: モデル10 ミズノプロ319(ミズノ)
画像: ハーフトップでも球が上がりやすくて、操作性もキチンと備わっている

ハーフトップでも球が上がりやすくて、操作性もキチンと備わっている

モデル11 ミズノプロ518(ミズノ)

画像1: モデル11 ミズノプロ518(ミズノ)
画像2: モデル11 ミズノプロ518(ミズノ)

打感と操作性を求めたメカニカルな鍛キャビ
ブレードが厚めでネック周りが滑らかな、やわらかいミズノ顔。操作性を残しつつ、厚めのインパクト音で心地よさがあります。

画像3: モデル11 ミズノプロ518(ミズノ)
画像: チタンやタングステンをインサートした、ハイテクキャビティアイアン

チタンやタングステンをインサートした、ハイテクキャビティアイアン

画像4: モデル11 ミズノプロ518(ミズノ)

次回は最新の大型ヘッドのドライバーにマッチしやすい、慣性モーメントが大きく直進性に優れた「大きめヘッドのアスリートモデル」の試打結果を発表します!

月刊GD2019年7月号より

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