
【先生】小林伸太郎プロ
日本アマ優勝経験を持ち、15年の日本プロで4位と大舞台に強い。自身も短く持つ場面は非常に多い

【生徒】脇本太郎さん(HC5)

【生徒】西本大祐さん(HC20)
短く握って平均15ヤード飛距離が伸びた
短く握ることに対し、多くの人のイメージは「曲がりにくいけど、飛ばない」。おそらくそんな理解が大半だろう。しかし小林伸太郎プロの意見は違う。
小林 理屈で考えればそうですが、あくまでもこれはインパクトでパワーロスの少ないプロ限定の話です。
では実際、アマチュアが短く握ったらどうなるか。
2人のアマチュアの「ドライバー」と「7番アイアン」のショットを計測してみると…!?
アマチュア えーっ、なんで飛ぶの!?

西本さんは「指2本分」、脇本さんは「指1本分」短く握った時に一番飛んだという意外な結果。曲がり幅が小さくなったことにくわえ、10ヤード以上飛距離が伸びたのだ。
当のアマチュア2人が驚いたが、小林プロは「当然」という表情。何故ですか…?
小林 ドライバーの長さは45.5インチ前後が主流ですが、日本人の身長やパワーで考えると、そもそも長すぎるというのが僕の考えです。
── 短く握ることで、適正な長さになったということでしょうか。
小林 もちろん円弧が大きいほどヘッドは走りますが、ヘッドを走らせる要素はそれだけじゃありません。
小林 短く握ったことでクラブの特性やスウィングに起こる変化がアマチュアの皆さんにとって、良いことずくめなのです。だから、飛ぶんです。

(ILLUST/Koji Kitamura)
短く握るとクラブの特性が変わります
小林 シャフトの長さが変わるぶん、当然クラブの特性も変わります。また、握る部分も変わるため、振った感じも変化しますね。
1、シャフトが硬くなる
2、バランスが軽くなる
3、グリップが細くなる

短く握るとスウィングも変わります
小林 スウィングがコンパクトになり、振りが鋭くなってコントロール性も上がります。ほとんどの人は指1~2本分で体感するはずですよ。

①スウィングがコンパクトになる
②円弧が小さくなる
③タテ振りになる
④操作性が上がる
⑤ヘッドが走る
⑥短く握るとトウダウンも減る。ライ角がフラットなインパクトに
そもそも長く握りすぎ
平均的な日本人体型で45.5インチというシャフトは長すぎると小林プロ。
小林 長いモノを無理して振ろうとするからミスが出るんです。
小林プロが2人の共通点に挙げたのが「振り遅れ」。
小林 大きな原因は“クラブに振り負けている”から。間に合わせるため、強引に手
先で調整しているんです。
「長く握ると、こういった症状が出てきます」と指摘

●チーピンに悩む脇本さんの場合
小林 脇本さんは基本はドローですが、たまにドチーピンが出るんですね。上手く合わせていますが、タイミングがズレるとヘッドが返りすぎる。チーピンに悩む上級者の典型ですね。左を嫌がるあまり、インアウト軌道で右へ打ち出しているんですね。

ダウンでヘッドが開いて下りてきて、強引に閉じようとしている動き
●プッシュアウトに悩む西本さんの場合
小林 右を嫌がるあまりダウンスウィングで右肩が出て、極端なカット軌道になっています。結果、スライスが助長されてしまっていますね。

インパクト周辺で完全に肩と腰が開いていて、極端に左へ引っ張っている
短く握るだけでアマチュアはなぜ飛んだのか…続きは中編、後編
月刊GD2019年8月号より
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